自分が過ごした旭川での日々を書くつもりが、いろいろなことが起きて
路線が変わってしまった。
突然の父の入院。
急に食欲が落ちてしまい、昼間も眠っていることが多くなった。
年齢は満84歳。
男性にしては長生きな方である。
しばらく前に韓国ドラマで「姉さん」ソン・ユナとキム・ソンスが主演したドラマを見た。
キム・ソンスのハラボジが自らの逝くときをさとり、ものを食べなくなる。
お別れをすべき人々とお別れをし、お迎えが来るのを静かに待つ。
そして眠るように、家族に見守られながら旅立つ。
そんなシーンがあった。
今回の父の入院はいろいろと考えさせられるものであった。
まだ入院中だし、辛い治療も乗り越えて、少しずつではあるが元気になってきたようにも見える。
ただ、正直、この治療を受けるべきかどうか、悩んだのも事実である。
かなりな苦痛を伴い、なおかつその治療そのものによるリスクも少なからずあるという。
年齢も年齢だし。
成功する確率は数字で表せないという。
数字であらわされても、選ぶのはますます難しいとも考えられるよね。
自分のことなら、判断もできそうな気がするが本人がどんな 「 生 」 を望んでいるのか、わからないのが現実だ。
世間様に簡単に見切った冷たい娘と言われないためなのか
どんな姿でも、機械に生かされているような状態でも最後まであきらめないでほしいのか
何本ものチューブに助けられてやっと 「 生きている 」 らしい状態をよしとしないのか。
おもたすぎる話だな。