自分が過ごした旭川での日々を書くつもりが、いろいろなことが起きて

路線が変わってしまった。


突然の父の入院。

急に食欲が落ちてしまい、昼間も眠っていることが多くなった。

年齢は満84歳。

男性にしては長生きな方である。


しばらく前に韓国ドラマで「姉さん」ソン・ユナとキム・ソンスが主演したドラマを見た。

キム・ソンスのハラボジが自らの逝くときをさとり、ものを食べなくなる。

お別れをすべき人々とお別れをし、お迎えが来るのを静かに待つ。

そして眠るように、家族に見守られながら旅立つ。

そんなシーンがあった。


今回の父の入院はいろいろと考えさせられるものであった。

まだ入院中だし、辛い治療も乗り越えて、少しずつではあるが元気になってきたようにも見える。

ただ、正直、この治療を受けるべきかどうか、悩んだのも事実である。

かなりな苦痛を伴い、なおかつその治療そのものによるリスクも少なからずあるという。

年齢も年齢だし。

成功する確率は数字で表せないという。


数字であらわされても、選ぶのはますます難しいとも考えられるよね。

自分のことなら、判断もできそうな気がするが本人がどんな 「 生 」 を望んでいるのか、わからないのが現実だ。


世間様に簡単に見切った冷たい娘と言われないためなのか

どんな姿でも、機械に生かされているような状態でも最後まであきらめないでほしいのか

何本ものチューブに助けられてやっと 「 生きている 」 らしい状態をよしとしないのか。

おもたすぎる話だな。




5月18日から3日間 旭川に行ってきた。

そこは私に新しい命を与えてくれた場所である。



去年(2008年)の10月のこと。

頭の中に巨大な動脈瘤を持っていた私は、友人から教えてもらった

「神の手」をもつ、上山 博康先生に手術をしてもらいたい! と考えた。

テレビにも多く出演するチョー有名な先生。

番組の中でも常に100人を超える患者さんが手術を待っているという。

そんな先生に診てもらえるわけないなー、とも思いつつ

持前の 「当たって砕けろ!」 「だめでもともと」 精神で

勇気をだしてメールを打ってみた。

すると翌日の午前11時にもう返事が!

うわさ通りの律儀な先生だ。

手術の決心がつかず、動脈瘤を大きく育ててしまった私に

開口一番  (メールですから、文字ですけどね)


「自業自得です!」  ものすごい インパクトだ。


でもそのあとが、とても優しかった。短い文章の中に優しさがあふれている。

旭川まで行けば、診察してくださるという。

すぐに段取りをして、一週間後に旭川に飛んだ。


CT、MRIなどの検査の翌日 再び診察。

手術を急ぐこと、通常の動脈瘤の手術ではないこと

長時間になるであろうことなど、が説明された。


自分の腕の血管を使い、バイパス手術をする。

すでに視野狭窄がはじまっているが、頭を開けた瞬間に視神経が脳の重さによってさらにつぶされてしまい、失明する可能性もある。

非常にむずかしい場所にあるため、命の危険にさらされることも。


すべて書いたらキリがないほどだ。


つづく







今日は神田で野口整体のセミナーがあった。


2時に始まるので10分前に着くようにちゃんとおうちを出た。


それなのに、初めて行く会場の地図を忘れてしまった。




住所も電話番号も何もわからない・・・。


かろうじて主催者の名前だけがわかったので携帯電話で検索するも


みつからず、かすかな記憶の中の地図をたどる。


あー、日曜日で神田の街はほとんど人が歩いていない。訊くこともできない。


そうだひらめき電球!弟が自宅にいるかもしれない。あせる


主催者を教えて住所を調べてもらい、場所も教えてもらったけれど


全く逆方向に来てしまっていた。叫び



あわてて方向修正するも、神田の街は一つ一つの町名がすごく細かく付いていて


なおかつブロックが飛んでしまっていたりする。


同じところをぐるぐるぐるぐる回り続け、弟に4回も電話してやっとたどり着いた。




すでに1時間経過・・・。


歩き疲れて、講義は睡魔との闘いとなった・・・・・・・・・。


講師の先生、ごめんなさい。




ひとつよいことと言えば、今日も虹虹がでたらしい。見てないけど・・・。