全てを誰かのせいにしたかった。
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誰かの決めたレールを走れば
「期待通りに生きてる自分」に酔えるし、
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それで失敗したら
「あの人が言ったからやっただけ」
と逃げればいい。
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全てを誰かのせいにすれば、
わたしは傷付かなくて済む。自分を守れる。
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そう思っていたけど
でも、もう誰のせいにもしたくない。
そんな悲しい生き方は、もうしたくないんだ。
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あの散る桜は、
自分の命を咲き誇っている。
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だからこそ
散り際さえ美しいのだと、
知ったから。
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誰だって出来る。
まだ、決めてないだけで。
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