『白い月』
宙をかく手のひらは
何もつかめはしない
あなたの暴力的な舌が
私の呼吸を乱す
にじんだインクの跡を
指でなぞり続ける
上がらないレコード針が
ノイズの底へと私を引き込んでいく
もっと、 もっと、 もっと 汚して
もっと、 もっと、 もっと さわって
青白く光る私の
絶望のかけらを
あなたの無邪気なタマシイが
ひとつひとつ拾い集めて
言葉の海に溺れ
吐いては捨てるさだめだとしても
ただ私だけが
あなたの糧(かて)になる
白い月が見下ろしている
私の流れる涙を
あなたは愛しそうに
なめて なめて
もっと、 もっと、 もっと さわって
もっと、 もっと、 もっと そばにいて
もっと、 もっと、 もっと 汚して
もっと・・・・ もっと・・・・
それは
乾いた粘膜を
熱く溶かしていく・・・
2018/10/20 @ Bar Smoky
https://soundcloud.com/chato-3/chato-solo-1

(Pic. by くつした)














