東亜大学大学院(法学専攻)入試対策!? | 50歳を過ぎて税理士試験再挑戦!

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50歳を過ぎて税理士試験に再挑戦してます。資格を取るまでの道のりを日記感覚で記して行きたいと思います。同じ境遇の方がおられたら励まし合いながら頑張りたいと思います。

こんにちは!

 

大学院に課題を提出した後なので、心の余裕ができております。スクーリング時はこの余裕が焦りに変わるのがわかっていますが、この1週間、休憩をしようと思っております。

大学院に関してのブログは、修了後に色々と書こうと思っていましたが、最近、数人の方から、東亜大学大学院の入試対策について

質問を受けました。私自身、対策という対策はしなかったのですが、合格した仲間の話や私の感想を少し述べさせて頂きます。

 

質問の内容の大半が

1.どのように対策をしたら良いか?

2.3科目合格した人が有利か?

3.合格者は優秀な人が多い(学歴などは高い)?

の3点になるかと思います。この3点について、私なりの考えをお話しいたします。

 

1.どのように対策をしたら良いか?

 東亜大学大学院(法学専攻)の入試は、小論文のみです。問題にも書いてありますが、「知識を問うものでなく、読解力、分析力、論理性等を問うものである」と書かれております。入試問題は、過去の裁判例が示されており、それを分析し、自分の意見を述べる形式になるかと思います。過去は、会社法からの出題でしたが、ここ2年は民法からの出題です。おそらく、出題の先生が、商法の先生から民法の先生に変わったのでしょうね。私の受験した時は、民法の出題に変わった1年目です。それまで、ずっと会社法からの出題でしたので、会社法を1か月ほど勉強(伊藤真の会社法を読む程度でしたが)して臨みましたが、問題分を見た瞬間「?????」でした。おそらく受験生の殆どが私と同じ状況だったと思います。今後も出題される法律分野が変わる可能性があると思いますので、特定の法律を深堀して対策する必要はないと思います。

 入試問題は、専門性や知識を問うものではないので、いかに問題文から、問題点をまとめ、論点を明確(A案とそれに対するB案があるなど)にし、自分の意見はどちらで、なぜそうなのか!といった具合にまとめればいいのかなと。では、どう対策するか・・・・・・。いくつか、添削指導を行うところがあります。そちらを利用するのもよいでしょうし、自分で何かの本を読んで訓練するのも良いと思います。私の場合は、添削指導をして頂ける先に問い合わせを行いましたが、税理士試験の合格発表後の年明けに動きだしたので、「期間が短い」との理由で添削指導は受けることができませんでした。仕方がないので、「大学院・大学編入社会人入試の小論文」という本を購入して勉強しました。成果として合格できたかどうかは、わかりませんが、やらないよりはやってよかったかなと思います。繰り返しですが、裁判の論点をしっかりとらえ、対峙する意見をまとめる。そして、自分の意見を述べる。この流れの練習ができればよいのかなと思います。

 


2.3科目合格した人が有利か?

 この点については、大学院側がどう判断しているか、わかりませんが、入学されている人は様々です。0科目から4科目までいます。さすがに4科目は少ないですが、1科目や2科目合格の方は多いですね。3科目以上の合格者は感覚的ですが、半分はいないと感じます。また、同期の話を聞くと同期の知り合いで、3科目合格されている方で大学院は落ちた人がいるという事です。以上の事から、税理士試験の合格科目数と大学院の合格は関係ないのかなと思います。

 しかし、私は3科目を合格してからの入学が良いと思います。税理士試験と大学院を両立できる人は良いですが、働きながらの両立はかなり難しいです。1年時はまだ良いですが、2年時は、修士論文と税理士試験の両立は大変です。3科目に達していない方で入学をされる方については、1年時に絶対3科目を揃える決意で臨んだ方が良いです。

 

3.合格者は優秀な人が多い(学歴などは高い)?

 これも様々です。私の学年にいるかどうかわかりませんが、かつては、東大や京大卒の方もおられた様ですが、私自身は某三流大学出身です。高校卒の方もおられますし、某国立大学の現教授もおられるみたいです。ゼミや1年時で仲良くなった方とお話をする限り、全ての人が優秀な大学を出ておられるわけではありません。高校卒業時の学力よりも、読解力、分析力、論理性等の能力が問われると思うので、ある程度の訓練で何とかなるのかなと思います。

 

 以上、私の感じたことをまとめました。掴みどころが難しい試験ではありますが、目指される方の参考になればと思います。