Press Conferenceでは、2011年に投入を予定する製品の実機が展示されていた。タブデットデバイスとして日本で注目されている“Streak”シリーズでは、次に投入するモデルとして「Streak 7」が公開された。【長浜和也,ITmedia】

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 米DELLコンシューマー担当上級副社長のミッチェル・タレーマン氏は、Streakシリーズを映画、音楽、写真、そして電子ブックにゲームなどの総合的な高機能プレーヤーだけでなく、500万画素のWebカメラを内蔵してビデオチャットによる「Face-to-face cahtting」としての有力なツールとしても利用できると訴求する。

 また、HDMIによるフルHD出力が可能で接続したディスプレイでの再生に対応。OSとしてAndroid 2.2を採用して、10万を超えるアプリケーションがユーザーに提供されていることや、新しいユーザーインタフェース、Adobe Flash Player 10.1でWebで公開されるFlash動画などが利用できることが紹介された。

 本体の重さは1ポンドを切って持ち運びが容易で、無線接続でデータの同期がとれるほか、マルチタッチに対応したディスプレイは、強固なパネルを採用することで破損を防ぐなど、携帯利用の使い勝手を向上させたとタレーマン氏は説明する。

 さらに、米国ではT-MobileがStreak 7を扱うことが明らかにされた。Press Conferenceには、米T-Mobile上級副社長のジェレミー・コースト氏がゲストで登場し、2011年に登場するStarek 7は、T-Mobileが提供する4Gネットワークに対応。ユーザーが求める高速なデータ通信が利用できる米国で最初のタブレットデバイスになると語った。

●10.1型タブレットデバイスもまもなく登場

 続いて小型タブレットデバイスとして、「Venue」も公開された。4.1型有機ELディスプレイを搭載したAndroidベース(展示機にはAndroid 2.2が導入されていた)のスマートフォンで、デザインを重視するコンセプトで開発されたという。スマートフォンとしてだけでなく、電子ブックリーダー、ビデオコミュニケータとしての利用もアピールする。

 最後に10型ワイドディスプレイを搭載したスレートタイプのデバイスが動作サンプルとともに登場し、2011年には投入することが予告された。タレーマン氏の説明では、ビジネス利用をメインで想定しており、強力なセキュリティ機能などが導入されるという。

●Alienwareは、“Sandy Bridge”で性能と機能を向上

 ゲーミングPCのサブブランド「Alienware」では、「M17x」が紹介された。インテルの第2世代 Coreプロセッサーシリーズ(Sandy Bridge)を採用する新モデルでは、フルHDコンテンツを利用できるほか、同じく、インテルのフルHD出力に対応したワイヤレスディスプレイ技術にも対応する。Alienwareブランドでは、micro ATXのタワーPC「AURORA」でもSandy Bridgeを採用して、第2世代のTurbo Boost Technologyによる性能向上や紹介された。

 Press Conferenceでは、先日発表されたXPSシリーズのXPS 17も登場し、こちらでは、Ailenwareとは異なる、オーディオビジュアルユーザーのために最高のオーディオと最高のビジュアルを提供するため、NVIDIAのステレオ立体視技術「3D Vision」に対応したとアピールした。
東芝は、米国で今春発売予定の10.1型Androidタブレットの予告サイトをオープンした。今年初頭の「2011 International CES」で発表されていた製品となる。

SDカードスロットなど豊富な端子を装備

 予告サイトは英語で、「COMING THIS SPRING」と予告されており、詳細な発売日は未定。記された仕様によれば、Androidのバージョンはタブレットに最適化されたAndroid 3.0(Honeycomb)を搭載。10.1型(16:10)液晶を装備し、解像度は1,280×800ピクセル。CPUにはデュアルコアのNVIDIA Tegra 2を採用し、動画性能を高めている。これにより、1080p動画再生がなめらかに行なえるとした。

 前面には200万画素webカメラ、背面には500万画素のオートフォーカス付きカメラを搭載。デュアルカメラにより、相手の顔を見ながらのビデオチャットが楽しめる。Flash閲覧が可能で、ワイヤレスはWi-Fi、Bluetoothを装備した。インターフェースはUSB/miniUSB/HDMI/SDカードスロット/ヘッドホン。カラーは5色を用意する。
◇素直にお礼を言える自分/友人のありがたさ/新しい出会い…
 神経の障害で突然四肢に力が入らなくなる難病「ギラン・バレー症候群」を患いながら、病を乗り越えようとしている今治市の会社員、村上隼一さん(29)が、関わってくれた人への感謝と、これからの希望を、自作の歌に乗せて訴えている。一時は寝たきりになり、今も指先や足にしびれが残る。しかし、「障害を持つことは、失うことではない。新しく得ることなんだ」というメッセージを乗せ、多くの人を勇気付けている。【津島史人】
 10年秋、今治市中心部の商店街。イベント中のステージで、村上さんは、シンガーソングライターのエース兵頭さん(45)の演奏で自作の「ヒナドリ」を歌った。「今は小さな翼を育んで いつか羽ばたこう」。道行く数十人が足を止め、聞き入り、拍手を送った。
 発病は08年2月。手足にしびれを感じた。翌日には体が動かなくなり、入院した。3カ月間は寝返りもできない状態。筋肉が落ち、1カ月で体重は15キロ減った。カルテの「症状が残るかもしれない」という意味の記載を見て、落ち込んだ。
 しかし、治療とリハビリの甲斐があって少しずつ回復。翌年1月14日、病気になってから、初めて病院内を一人で歩くことができた。感情があふれ、涙が止まらなかった。
 歌詞を書き始めたのは、字が書けるようになった08年11月ごろ。リハビリを兼ね、思い浮かんだことを書きとめた。
 「開き直って生きてるとして 何ができる?」(題「ウラガワ」)。悲観するような詞もできた。しかし、多くは違った。「僕を支えてくれて ありがとう みんながいる 未来は明るいぜ」(題「いいこと」)。回復を喜んでくれる友人や看護師らへの感謝の気持ちがあった。笑顔でいることの大切さが、自然に歌詞にあふれた。
 知り合いだったミュージシャンのエース兵頭さんに09年3月、歌詞を見せると、「一緒に歌わないか」と誘われた。以来、市内のイベントでステージに上がる。エース兵頭さんのつくったメロディーに歌詞を乗せ、マイクに声を響かせる。
 岡山県の職業訓練校を経て、10年10月からは、市内の造船会社で働いている。「病気になってから、素直にお礼を言える自分、友人の温かい気持ちに気付いた。新しい素晴らしい出会いもあった」という。病を得たことを振り返り、「今は、人生として良かったといえる」と確信している。