ちょうど1週間前の午後1時。
24年と8ヶ月の間、父のもとで走り続けてきたチェイサーが、我が家を旅立った。
実際セイバー購入の時点で、チェイサー売却の話はもうでてしまっていた。長い間家にある2台の車、チェイサー、トゥデイもすでに20年越え…。そして当然のことながら、新しめの車が必要ということになり、我が家にやってきたセイバー。しかし3台維持はさすがに難しい…ということから、セイバー購入と同時に、少しずつ、チェイサーの売却について考えさせられ始めた。
実際にセイバーがやってきて…駐車スペースなどの問題はないことが分かったものの、やはり金銭的な面で、3台維持は厳しい…それに、3台に手入れを行き届かせるのは難しくなるだろうから、もっと大切にしてくれる方に譲った方がいいだろう…ということで、去年トラブルが多く、今後さらに維持費がかかるであろうことが目にみえていたチェイサーは、売却せざるおえなくなってしまった…。
1985年10月2日、910型ブルーバードと引き換えに、新車として父のもとへとやってきたチェイサー。当然のことながら9年後に生まれた自分が最初に乗った車はこのチェイサーだったという。残念ながらその時の記憶はないけれど、よく助手席にチャイルドシートつけて乗ってた時のことからは鮮明に思い出せる…。おもちゃのハンドルをダッシュボードに吸盤で張り付けて父の動きを真似てたっけ…。
よくエンジン停止中に運転席に座って、ハンドル(ロックかかっちゃうけど)回したり、ペダル踏んでみたり、スイッチ類を押したりして…エンジンかかった瞬間、ワイパーは動き出す、ウインカーはつく…ってことで慌てたこともあった…。
走行中に助手席から手を出して、ハンドル操作だけやってみたこともあったな…
懐かしいなぁ…
一昨年の夏休みに、秩父(埼玉北部)、雁坂峠(山梨県との県境)を経由して山梨県の祖母の家に行ったのが、チェイサーでの最後の遠出だった。
普段は電車で行くのだけれど、何がきっかけだったか、しつこく自分が頼んだ結果、車で行くことが実現した。
このことが決まってからは、毎日のようにチェイサーの手入れをしていたのを覚えている。あの夏休みは部活終わると、即手入れしてたな…
めちゃ暑かったけど、自分の好きな時間だった。
当日は、ガソリン満タン、4人乗車、トランクはいっぱいという、停車時にリアが下がるほどの状況だったにも関わらず、渋滞の暑い一般道も、高速道も、峠も何1つ問題なく走ってくれた。
本当に、チェイサーとは数多くの思い出がある。
だけど、今やほとんど見かけることのなくなってしまったGX71が、街で溢れかえっていた時代を知っている父には、もっと深い思いがあるんだろうな。
残念ながら、小学生の時からの、自分がこのチェイサーを引き継ぐという夢は叶わなかった。
だけど、将来は必ずこのGX71型チェイサーに乗りたい。運転したい。
これが今の夢になった。
幸い、このチェイサーは、大切に保管してくださるお店に引き取っていただけた。
今より大切にしてもらえるのであれば、チェイサーにとってはそれが1番いいのだと思う。
もっと大切にしてくれるオーナーさんが見つかるといいな。
本当にたくさんの思い出をありがとう。
24年と8ヶ月、お疲れ様。
「総走行距離 106840キロ」
俺いつからこんな涙もろかったっけ…