体外受精の採卵5回目を開始していたところ、服用中の薬の影響で直前に採卵ができないと判断されるトラブルにあった。

 

理由としては、先週から飲みだしたバイアスピリンという血液をサラサラにする薬の影響で、採卵後に大量出血、止血ができず重大な医療事故に繋がる可能性があり、危険だということ。

 

先週、膠原病の定期受診に行って、主治医に不妊治療を継続しているが結果が出ていないと相談したところ、抗リン脂質抗体の影響があるかもなので、しばらくバイアスピリンを飲みましょうと提案され、1週間くらい飲んでいた。

 

しかし、体外受精の採卵スケジュールも平行していて、採卵2日前に最後の卵胞チェックとスケジュール確認に通院したところ、バイアスピリンはNGと判断され、採卵もできない、卵胞が4~5個育っていて多胎児になるリスクがあるので、ここから人工授精にも変更できないという判断だった。

 

体外受精で通院している病院と膠原病の病院は別なので、そういう連携ができていないのは仕方がないことだけど、自分としては、処方通りに服薬していたし、手術が受けられないリスクがあるとは説明されていなかったし、逆に婦人科にも持病のデータを出しているのに(抗リン脂質の可能性があることは伝えているのに)服薬リスクのことなど触れられたこともなかったし、本当に途中で説明を聞きながら心が折れてしまった。

 

前回の採卵から薬が抜けるまで、3回も生理を見送って、調整していたし、時間や勿論お金もかけているし、なんでこんなことになるんだろうってすごく落ち込んだ。

 

 

けど、辛い気持ちを抱えて帰宅する中で、色々考え、少し自分の中でクリアにしたことがあった。

 

もともと、大学病院での採卵は今回を最後にしようと思っていた。

それは、今の病院が体外受精(不妊治療)を専門としたクリニックではないこと。(生殖医療のデータもそれほど実績数が多いとは思えない)

生殖医療以外にも、様々な目的で来院している患者がおり、待ち時間が長いこと。

急患対応で、人工授精の予約時間より2時間以上待ちが発生するトラブルがあったこと。

採卵5回チャレンジして、自分としてできるトライはやりきったこと。

途中トラブルにもあったが、そういったフィーリングや心持ちの面からも相性が合わない病院だなと思うようになったこと。

 

なので、凍結胚を1つ残しているけれど、説明ではあまりグレードもよくないそうなので、廃棄して、このまま転院しようと思った。

ここで、また時間を待って採卵にチャレンジ(移植)するより、IVFクリニックで新しいスタートを切る方が自分としても納得度が高い。

IVFに行って、そこで、同じような成績だったり、うまくいかなくても、そのほうが自分でも諦めがつく。

自分のできるトライはしたし、年齢の問題もあるし、今の生殖医療の技術では難しいとわかれば、どこかで諦めるタイミングも考えられると思う。

 

なので、今回は結果としては残念だっけど、これで、次回は転院しようという決心が限りなくクリアになった。

凍結胚1つの廃棄については、できるのか?どんな判断をされるのかはわからないけれど、近々、IVFクリニックに行って相談をしてみようと思う。