
22世紀の民主主義
【故障】
民主主義的な国ほど、今世紀に入ってから経済成長が低迷
し続けている
この「民主世界の失われた20年」とでもいうべきこの現象は、
中国アメリカを分析から除いても、G7諸国を除いても成立するし、
どの大陸・地域でも見られる。
グローバルな現象である。
21世紀特有の現象なのである。
この故障のきっかけとなったのは、SNSの浸透である。
閉鎖的で近視眼的になった民主国家では、資本投資や輸出入などの
未来と他者に開かれた経済の主電源が弱った。という構造である。
本当に問題なのは、情報通信環境が激変したにも関わらず、
選挙の設計と運用がほとんど変化できていないことである。
【闘争】
この重症化した民主主義が今世紀を生き延びるためには何が必要であろうか??
民主VS専制の聞き飽きた2項対立を超えた民主主義の次の姿への脱皮である。
民主主義との闘争
民主主義からの逃走
新しい民主主義の構想
- 有権者の脳内同期や極論化を作る(ソーシャルメディア)を介入して除染する
- 有権者が政治家を選ぶ選挙のルールを未来と外部・他者に向かうよう修正する
- 選ばれた政治家が未来と外部・他者に向かって政策を行うインセンティブを作る
【逃走】
民主主義を内側から変えようとすることを諦め、
外部へ逃げ出してしまうのである。
タックス・ヘイブンがあるように政治的デモクラシー・ヘイブンもあり得る。
資本主義と民主主義の壊れた二人三脚を超え、
全てを資本主義にする企てと言っていい。
【構想】
民主主義を瀕死に追いやった今日の世界環境を踏まえた民主主義の再発明である。
世界と民主主義を食い尽くすようになったアルゴリズム技術環境を逆手に取った
選挙の更新だ。
選挙なしの民主主義を構築する。
民主主義はとつまるところ、みんななの民意を表す何らかのデータを入力し
何らかの社会的意思決定を出力する何らかのルール・装置である。
まずやるべきは、民意や一般意志に関するデータをもっと解像度高く、
色々な角度から撮ることが重要である。
無意識民主主義も直接見えない民意Xをさまざまなセンサーから読み取って、
その平均やアンサンブルをとる。
そしてさまざまなチャンネルを融合して平均を取ることで、その歪みを打ち消すのである。
平均化・アンサンブル化されるアルゴリズム群は、
無意識民主主義にデータ・アルゴリズムの多元性と競争性をもたらす。