ADVを愛するものならまず絶対に欠かせない作品と言っても過言ではないパイオニア的作品
1988年 リバーヒルより発売
シナリオ 鈴木理香氏
評価 B
(評価基準)←偉そうですみません。
A・・・素晴らしい作品
B・・・惜しいところもあるが良作
C・・・普通。再プレイはなさそう作品
D・・・記憶から消したい作品
あらすじ
大正が舞台
貿易で一時代を築いた影谷氏が毒殺される。
その犯人捜しを依頼された探偵の藤堂龍之介は影谷邸で影谷の家族や家来たちに聞き込みを開始していく。
だが、そのさなかにも次々と殺人事件がおこり・・・
↓超ネタバレ注意↓
影谷氏を殺した犯人は影谷氏の後妻でした。
影谷はモルヒネ中毒になっており、自我を失っていました。苦しすぎた影谷氏は奥さんに頼んでトリカブトを飲ませてもらい死んだのです。
なので、これだけなら、やむを得ずという感じで奥さんには情状酌量の余地があるのですが、
遺産目当てでやってきた奥様の兄と前妻の息子と娘が何やかんやあって殺されます。
これは日ごろから奥様と旦那様に忠誠を尽くしていた執事の仕業でした。
龍之介は証拠品や聞き込みをして犯人を追いつめました。
〈よかった部分〉
大正時代を彷彿とさせるモダンな雰囲気があり、ストーリーに没頭させられる。
容赦なく事件がおきるので飽きさせない展開。
〈よくなかった部分〉
後妻の兄と前妻の息子はともかく、
前妻の娘は殺されるには気の毒過ぎた。
犯人を執事にしないで全て後妻の犯行でもよかったのではないかと思った。
いくら奥様を慕ってたからと言っても執事はサイコパスだと思った。