趣味の範囲ですがときどき
苧麻糸を作ったり染織して作品にしています。
苧麻の繊維 草木染め 苧麻績み 撚りかけして糸になります
先日、苧麻糸の撚りかけの依頼が来ました。
撚りかけは糸車でくるくると撚って強度をつけたり、繊維のけばけばを落ち着かせたりします。
糊付けをすることで、さらに強度のある綺麗な糸になります。
依頼の糸は、極細糸とのことで細い糸を扱ったことがないから、できるかなと一瞬ためらたけど、
『大丈夫できるよ!』と友達の後押しでぜひ挑戦したい気持ちで引き受けました
久米島で自生していた苧麻(ブー)
宮古島では宮古上布という苧麻の着物があります。
沖縄では苧麻のことをブーと呼び、ブー績み保存協会へ講習を受けられないかと連絡しました。
ちょうど今週末、ブーの展示会があるから、
苧績みや撚りかけの体験できますよ、とのこと!なんと〜タイムリーいざ、宮古島へ!!!
と急遽、明後日2/19 宮古島ブー績み展示会弾丸ツアーとなりました
しかしもうひとつやらねばならぬことが!
昨年、中古の糸車を処分しました
台座が折れたり竹輪がガタついたり手直ししながら使っていたけど、どうにも手に負えなくなり手放してしまいました。
処分!なんともったいない〜
染織の友達から、修理して使える部品は使ってきれいに甦えるよ!と。
あっ…❗️私は何か大事なことを忘れてしまっていました
最近、物質的な環境にいて買えばいいや〜とか即席なものに慣れすぎていたなぁ。
世の中はどんどん進化していって新時代の幕開けで、
『物を大切に扱う、大事にする』今の時代古くさいのかななんて思ったりもしていました。
時代に合わせて新調していくものもあるけれど、
古き良き物はそれ以上に大事に扱って行きたいと思わさせてくれた出来事だったと思います
またこういう気持ちに気づかせてくれてありがとう〜
しかし糸車をなんとかしてゲットせねば!撚りかけができない!
新品購入も検討していた中、糸車を貸していただけることになりました。
素敵な出会いと快く協力してくださる方々に感謝でいっぱいです
しばらく使用していなかったら、埃をとったり磨いたり
台座は木でできているので、丈夫でがっちりしています。回転も安定していてクルクル回してとても気持ちがいい〜
ツム先は折れていたので、これだけ新しくしようとなりました。
貸してくださった方も、せっかくあるんだから使えるものは使ってよ、と。
その豊かな気持ちと物や道具に対する姿勢が暮らしの中にも現れている気がしました