さて、なかなかゆっくりブログを書く時間がなくて、

しばらくもブログなどでお茶を濁しておりました。


だんだん朝晩の風情がますます秋めいてきたので、

チャリ通には最適ですが、他方で、物悲しさも強くなりますねコスモス

温かい鍋でも仲間と食べて、元気を出して行きたいと思います。



さて、先日書いたブログ の続きを。

先日の分も含めて、多少、脚色があることをご了承くださいね。



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窃盗は何が悪いのかよく考えるように私が指示したおばあさん。


その後、裁判の前日に打合せをすることとなって、

また事務所に来てもらいました。


「ところで、窃盗罪は何が悪いか考えてきてくれました?」


おばあさん「はい、考えてきました。」


「で、どうして悪いんでしょう?」


「はい、人様の物を盗ると、人様にご迷惑がかかるからです。」



ここまで聞いて私としても、ちゃんと考えてきてくれたのかな

とは思ったのですがえっ、まだまだ・・・。



「どういう風にご迷惑なのか分かりますか?」


「・・・それは、物を盗るような人道に反することをされると

ご迷惑だからです。」


「う~ん、だから人道に反するとかじゃなくて、何で迷惑になるかって

ことですよ?」


「先生、私よく考えたけど分からないのです。裁判官の前では

 何ていえばいいですか?」



あらら、おばあちゃん、ひらきなおちゃった。

これを考えてもらわないと、おばあさんの更生のためにも決して

よくないのですが・・・・。



他方で、少年の方は、よほどゆっくり考える時間があったみたい。


「この前の質問考えておいてくれたかな?」


「はい、物を盗られた人が自分のものを使えなくなって

損するからです。」


「それ以外にはある?今回君がやったことについてはどう?」


「やっぱ、僕が家の中にまで入って物を盗ったら、また泥棒が

来るんじゃないかと思って怖い思いするし・・・。」


「そうだよね?今回の被害者の人たちは、みんな怖いって言っていた。

どこの人が入ったのかって質問もあったよね。

一生懸命、働いたお金でせっかく買った置物を君が取ってしまって、

このうちのお子さんは、せっかくお父さんに買ってもらった置物が

なくなって、すごい泣き続けていたそうですしょぼん

君がやったことはみんなに迷惑をかける。

だからやってはいけないということは分かるね?」


「はい、あと、お店から取った椅子と机は、結局お店の人が

 使えなくなって、別なものを買わなくちゃいけなくなったから、

 他にもお金がかかることになって、申し訳ないです。」


少し、まとめて書きましたが、少年の方は、自分の行為を

よく見つめてきちんと考えてくれている様子が感じられ、

残念ながら、おばあさんの方は、裁判でどうするかということに

ばかり気が回っていた様子。



今の少年事件・少年法のあり方についてはいろんな意見があると思いますが、

現場で、特に凶悪な事件でもない少年事件を担当する

一弁護士の考えとしては、きちんと機能している部分もあるように思われて、

なんでも厳罰化すればよいという議論にならないようにと切に願うところです。


というわけで、おばあさんのその後については、まだまだ続きます。

珍しく、3回続きのブログということで。