ポケットサイズの非日常 -2ページ目

ポケットサイズの非日常

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「GO」

今回はインストゥルメンタル楽曲からではなく、普通に始まった。

あとジャケットを見たときwindowsかと思った。

イントロが終わり、歌いだし「歩くのが下手って気付いた」を聴いたとき、思わず「HAPPYかな?」と言っててしまいました。「健康な体があればいい」とメロディーが非常に似ていますね。

歌詞もじっくりと。

「泣いたら出来た水たまり」。ラフメイカーなどにも見られるような、すごい量の涙って感じですかね。

それと印象的だったのは藤原さんから出てくる「宝石」というフレーズです。ダイヤモンドですら歌詞中に一度も出てこなかった宝石という言葉が、アルバムを通して割と頻繁に登場します。新鮮でした。

否定形+肯定+名詞、みたいなBUMPっぽい歌詞がたくさんありますね。



「Hello,world!」

血界戦線でオープニングとして聴いたのが最初のこの曲。BUMPにしては激しめで、SONGSでは「ロックチューン」とかなんとか言われていて面白かったです。

特に言うことはないです。



「Butterfly」

虹を待つ人路線で行ったんだろうな~と思いますね。rayよりもEDM全開で、ポップな感じを抑えた曲調です。「気づかないふりした人が気づかれるのを待ってる」なんて、36歳から出てくる言葉じゃないですよね。

「明日生まれ変わったって結局は自分の生まれ変わり」だとか、「愛されたがった量産型」だとか、まるで、「俺こんなセリフ考えた。どう?どう?」って言ってる作詞に目覚めたばかりの勘違い高校生みたいで最初聴いたときはうわぁと思ったのですが、歴史と人気のあるBUMPだから書ける面白味があって今ではむしろ微笑ましいですね。

SONGSやCDJ15→16でも聴きましたが、ライブになると表情が変わるなと思いました。「やり方はないと決めている」のところをCDより上げて歌っていて、そちらも良かったです。



「流星群」

とても好きです。

重々しい雰囲気と、淡々とした歌い方に乗せて「冷たいその手をぎゅっとして」なんて!

そばにいる誰かのことを「温度」と呼び、「そこからここに響くよ」というBUMPらしい力強い言葉が続きます。温度という呼び方は過去にもあって、それが流星群というタイトルの曲に再登場するとはまさか思わず、少なからず驚きました。曲の速さに関係ない激しさも併せ持っていると思います。



「宝石になった日」

もうあかんな~っていう日に聴いたら本格的にもうあかんことになりそうですね。

「こんなに寂しいから大丈夫だと思う 時間に負けない寂しさがあるから」ってrayでも聴いた気がします。

「寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから」って。



「コロニー」

映画寄生獣は観ましたが、映画の激しいシーンが終わっての優しい遅さがある一曲でした。



「パレード」

ついに声をいじったかーと思ったのですが、そこまで拒否反応はなく、電子音ともマッチする声なんだなーと感じたのを覚えています。Aメロから畳み掛けるような、焦っているような言葉の連射が気持ちよく・・・なくもないって感じです。



「大我慢大会」

モーターサイクルっぽいですね。全然違いますが、Plastic Treeの「アローンアゲイン、ワンダフルワールド」という曲とも近い演奏だなと思います。

歌詞は正直大嫌いです。歌詞を聴かずに曲だけ聴きたいほどのメロディーでもないので鳴り出したら止めたくなる曲。捨て曲という言葉とはちょっと違うのですが。

「わがまま 肥大した意識がだだ漏れ」「そんなやつ馬鹿にしつつ 鏡見たような気分」

誰に向けての皮肉なのかわかりませんが、もうしつこいって感じ。BUMPに散見される毒のある歌詞。

「群れるのを嫌ってるふうだけど結局自分も同列」というか、「自己嫌悪でしか自分の居場所を見いだせない現代人」とか?「周囲に勝ち誇ってるけどどんぐりの背比べ」とでもいうのか、藤原さんがくりかえし批判している「実体のない相手」は誰なんだろうと思います。どういう意味かも聞かされずに何度もこれ系の歌詞を出されてもこっちも弾き返すしかないですよね。



「孤独の合唱」

結構好きですね。耳に残るコーラス、RAYを思い出させてくれる歌詞…

いままでのBUMPを一度ばらして瞬間接着剤で再構成したような素晴らしいイメージを持ちました。



「You were here」

ベースに乗る声と、ライブ終わった時なのかな?きらきらした寂しさを表した詩。このアルバムの中では一番古い曲だと思いますが、一番好きです。



「ファイター」

右側で飛び散っている花火が綺麗ですね。



好きな歌詞は「まぶたの裏に光の記憶」とか「言葉を当てはめたら壊れるから」とか。


嫌いな歌詞は「GO」のサーカス云々のところ。

「みんなが走って先急ぐ サーカスが来たってはしゃいでいる」

「なんとなく僕も走りたい チケットも持っていないのに」

「ゴールに僕の椅子はない それでも急いで走った」


たしかに脳内にこんなイメージが浮かんでくることはありますよ?自分は行けないけどみんな行ってるし行かなくちゃって無駄に焦るみたいな。そんな夢を見ることもあります。

でもこれは、いわばプロットの段階じゃないですか?そのまま歌詞にしていいもんじゃない気がする(失礼やけど)。こういう複雑な感情をハッとさせるような表現で巧みに描くってのが魅力だったのに、素敵な言葉に変換することなく歌詞カードに「ぶち込んでる」印象を受けてとてもモヤモヤしました。


BUMPのアルバムを好きな順に並べたら結構下の方に来るんじゃないかな~。バンドの中でどんな位置付けになるのかまだよくわかりませんが、いまは次の新曲が楽しみです。