知識という能力が身についている人が本を読む人にはある。
人間が他の動物とは違う、
時代を超えて身につけた知識を共有することができる道具のひとつに
本というものがあります。
ネットで情報収集することもできるけど、
ネットでインプットできる情報は、
知識というより、
様々な出来事の結果を受け取っていることが多いです。
ある事柄を理解しなくても、
情報の結果だけインプットしていれば、それなりの
生活もできるとは思いますが、
ある事柄について、自分で理解し、身につけ、
知識として活用するようになる情報として、
ネットだけでは不十分なケースが多いと思います。
テレビも同じく、コンテンツを鑑賞していて、CMがはさんだり、突然、
出演者がお笑いの話しをしたり、即興性を求められているコンテンツなので、
ゆっくりと時間をとって、
知識としてきちんとした論理体系で、
情報を入手することが難しいです。
テレビはどちらかというと娯楽で、
それは知識というより、エンターテイメントに近く、
感情に訴えた体験の話しが多いと思います。
本は、人から人へ知識という経験を伝達する
最適な道具のひとつです。
本を読む人は、
知らないことに出会っても、物事の筋道を順序立てて、体系的な
論理的な枠組みの中で、多くのことを理解して行けます。
知識という能力を持っている人が本を読む人にはあります。