夏の色に
誰もが羨む状況の中で
誰よりも楽しんでいるような
海上で
島に着き誰もが孤独を隠し通せていると
思い込んでいた
孤独の中で
笑い合った無駄に高いコミュニケーション能力は
孤独同士の男女達を
さらに思い出の中に遠ざけて
夏の終わりにはきっと
それが誇れる思い出になっていた
夏の空に
誰もが開放的な気持ちを感じる中で
誰よりも苦しんでいるような
街角
部屋に着き誰もが孤独を守り通せていると
思い込んでいた
明るさをまとい
避け続けた無駄に強い無努力の自己暗示は
繋がり続ける男女達を
さらにどこか遠くに失って
夏の終わりにはきっと
それが秋の寂しさになっていた
誰もが孤独を恐れ
誰もが孤独を希み
誰もが明るさと寂しさを身に纏い
天が一人残らず救っていることにも気づかずに
遠い海 遠い街角 遠い笑顔
いつか届くと信じて砕け散った夢の破片を
かたちづくれるのが今年皆に与えられた運なのかもしれない