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charapedia LeanStartup奮闘ブログ

2011秋公開予定の新サービスcharapedia開発スタッフの奮闘記録。Webを取り巻く最新技術/マーケティング動向、Webサービスローンチで考慮すべきポイントの数々もありのままに綴ります。今後新サービス立上げを目指す方々に少しでも貢献できれば幸いです。

今日はLeanStartupJapanさんが主催するMeetUpに参加してきました。沢山のStartupを志す皆さんにお会いできたことが収穫でした。

MeetUpでは様々な議論がありましが、全体の話の中から、「今、現代のwebスタートアップが押さえるべき5つの要素」を整理してみました。

1. facebook、Twitterの活用は大前提

2. n(ユーザー数)=1の時点から流行るサービスを企画する(会員が1万人いて初めて成立するものはNG)

3. 自分で作る(創業者=企画者 or 創業者=開発者)

4. 最初から世界が対象

5. 誰かに相談しなくてもできるエリアで(既得権益やアライアンスを前提とする事業はNG)


・・・ほとんど赤羽さんの受け売りですね・・・。


他にも多くの知見が得られましたが、概ねcharapediaプロジェクトの思想に間違いは無さそう、というのが今回の結論です。

なお、「どんなサービスを作るか」という点について、ニッチでもリアルなニーズに立脚して企画する、という方法論が強く語られました。その点については少し反論というか、追加の解答があります。

震災以降特に強く感じていますが、人間のニーズの中の一つとして、「根源的な善意の欲求に応えるもの」というのがあるように思います。2.0時代には「ユーザーニーズに基づく必要性を満たすサービス」が市場を満たしましたが、これからの3.0時代には、「社会と人間の根源的欲求、特に善意の欲求」に応えるサービスが現れてくるのではないかと思っています。
charapediaでプロデューサーをしていますchavoです。

「スタートアップの立ち上げ前、CEOの仕事はサンドイッチを買うことだった」という
記事がありましたが、そんなことない・・・
スタートアップにおけるビジネスパーソンの仕事は沢山あります。

その中の重要な一つが「立ち上げ戦略」の見極めと実施。
今回はRobert Scobleさん(その道では有名人)のQuoraでの回答をベースにプロセスを進めてみています。

『What's the best launch strategy for a web startup?』
http://www.quora.com/Whats-the-best-launch-strategy-for-a-web-startup
1. Make a blog.
2. Make a YouTube video channel.
3. Start Tweeting.
4. Get a Facebook Page.
5. Get a LaunchRock site.
6. List your company on Angel List (and?StartupLi.st, CrunchBase,
etc).
7. Figure out the 10 journalists you want to have see your product
before you launch.

1.2.をコンテンツとし、3.と4.で告知およびコミュニケーションを図ります。
LaunchRockは日本では利用がほとんどありませんが新規スタートアップをローンチ前に告知し、集客できるサービスです(LaunchRock自体もスタートアップです。)。
6.は社内スタートアップなので該当しません。
7.は一見地道なPRに見えますが、実は単なるPRに留まらず、今後の検索結果表示ロジックにおいては非常に有力なSEO対策材料となるものです。

1.-6.の全てのプロセスが集客に繋がり、7.に貢献し、その後も継続的にユーザーとのコミュニケーションツールとして機能していくことになります。

週末に「Facebookで集客しよう!」的な本を読んでみたのですが、要は同じことが書いてありました。


charapediaチームの3人の真ん中にはパキラの樹「若葉さん」が立っています。
若葉さんは「コンテンツ期」、「MGS期」、「「ニュース期」などを経てきましたが、
最近キャズム越えを果たし、目を見張る急成長を遂げています。200万人突破か?

若葉さんの成長は、charapediaチームの喜びです。そろそろ葉っぱが邪魔だけど。


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charapediaは3名だけで立ち上げるLeanStartupです。

弊社は現在400名以上のスタッフがおり、各人の高い専門性に基づいた合理的な分業制が進んでいます。新規サービスの立上げについても複数の運営者、アライアンス営業、システム担当者、インフラ担当者、プロモーション担当者、支払い等の管理担当者、チームリーダーがおり、それをマネージャーが束ね、統括が采配し、管掌取締役が見守るという磐石の態勢です。大規模組織で複数案件を合理的に推進できる形であり、私自身も組織作りにおいて目指して来た形でもありました。

そんな中、今回のcharapediaでは全く違う事業立上げの形を模索しています。

それが、LeanStartupです。

LeanStartupとは、企業における無駄を徹底的に排除することで成功に導く手法です。
単純に「資金規模が小さい」とか、「人数が少ない」とか、「設備がチープ」と思われがちですが、実は本質はそこではありません。

LeanStartupの本質は、「自分のアイディアを素晴らしいものと信じすぎない」という点にあります。

LeanStartupJapanさんのページに、非常にわかりやすい記述があります。
http://leanstartupjapan.org/?page_id=25

「あなたのアイディアが良いアイディアであると思えば思うほど、起業家はどうにかしてそのアイディアを実現させるために製品開発に力を注ぎます。いいアイディアがあればきっと成功すると信じてしまうのです・・・
しかし、アイディアの段階で考えられた機能や特徴のうち、実際に市場が求めているものはごく僅かであることがほとんどなのです。

(中略)

Lean Startupでは、こうした思い違いをなくすためには、製品開発と並行して「顧客開発」をすべきだといっています。

要するに、自分たちがいま考えているアイディアが、本当に必要とされているのかを確かめながら製品開発を行ないましょう、ということなのです。」


多くの新規事業は企画書通りの「作りたいもの」を、万全の体制で、大きな人員とコストを投下して作り上げようとします。しかし、その場合の成功確率は「ギャンブルよりも低い」のが現実です。

LeanStartupの真髄は、早期のプロトタイプで顧客開発をし、顧客に問いながら「作るものを変えて行く」ことです。適切に事業をpivotし、形を変えながら走るのです。その為には、変化に対応できる規模の小さな組織である必要があります。また、pivotして再びチャレンジできるだけの資本も残しておかなければいけません。

少し古い記事ですが、下記の記事でも、スタートアップ事業がpivotする事の重要性が書かれています。
「シリコンバレーにある650社のスタートアップを研究して分かったこと」
http://www.startup-dating.com/2011/05/startup-genome/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed


もちろん、LeanStartupは新規事業の成功確率をほんの少し上げるだけの方法論でしかありません。魔法の杖ではありません。ですが、現時点のWeb業界においては非常に有効な(自然な)手法だと思っています。


難しくて長くなりましたが、それがcharapediaプロジェクトチーム編成における基本的な考え方です。charapediaは2名のエンジニアと私という3名で、LeanStartupを目指します。
「立つ場所を与えてくれれば世界を持ち上げてみせる」アルキメデスの言葉です。
果たして3人で世界を持ち上げてみせることができるのかにゃヽ( ・∀・)ノ!?
こんにちは。
株式会社シーエー・モバイルの社内スタートアッププロジェクト「charapedia」にて、
企画者兼、プロデューサー兼、ディレクター兼、何でも屋を務めますchavoと申します。

これからこのブログに、
LeanStartup(少人数の事業立上げ)におけるウェブプロデューサー実務
を中心に、charapedia立上げにおける奮闘の日々を綴ります。
弊社は全体で400名もの社員がいますが、本案件専任のスタッフは私を含めて3名のみで、決裁は直属上司である社長に口頭で相談するだけという、極めてフラットで小さい組織を仮想的に実現しています。

日々変化するWeb業界において、LeanStartup手法を実現するためには、「真の何でも屋」が必要なことは、想像に難くないと思います。今日からブログを書くことを決めたわけですが、5月のプロジェクト始動から2ヵ月半の間にも、沢山のキーワードが私の頭の中を駆け抜けて行きました。

HTML5   アプリorWeb   SEO   JQuery   対応ブラウザ   
Facebook/Twitter/Google+   開発パートナー   デザイン   ロゴ   ネーミング   技術選択   仕様書   SSL 
Version管理   チームビルディング   マーケティング3.0   ソーシャルマーケティング・・・


私の経歴については後日触れますが、基本的に元ガラケープロデューサーなので、PCサービス(というか、特定のハードプラットフォームに依存しないネットサービス)の開発は初めてです。この数ヶ月間は毎日が新しいことの勉強、吸収、決断の日々です。

このブログでは、今回の経験で得たものをできる限りありのままに公開し、同じような業務で頑張っている方々にとって少しでもお役に立てれば幸いです。また、変化する携帯業界において、自らを変化させることで世界を変えようとする多くの仲間にとって、小さな勇気になればと思います。

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