私はお弁当を買って
パワハラ店長の居る仕事場へ戻る。


キラキラしてた彼を見ながら
いいなーって思ったよ


でも、なんの接点も無い
これから関わることも無い
コンビニで見かけた人。


急いで職場へ戻ると
タイムセールの時間。
プレートをもって呼び込み。


パワハラ店長は、私に近づいてきて

全力で声出せ
プレートの持ち方がだめ
表情がダメ
備品壊れたら弁償しろ。

こんな人。

今まで何人ものスタッフが
このパワハラ発言で辞めていっただろう。

過去に2回ほどマネージャーから注意も受けていた女。

やめたい
やめたい
やめたい

私のストレスは限界。

そう思った時
耳が痛い
自分の声が反響して聴こえる。

なに?

違うスタッフが近づいてきて
声をかけてくれた。


「大丈夫?なんか声の調子おかしい?」

私は、耳の事を伝えた。

その日はその後バックルームで休憩して
帰ることにした。

パワハラ店長は公休。

連絡しておこう。


私は、もうやめようと思った。


耳鼻科に行くと
難聴が少し出ていた
ストレスの難聴だそう。

本当に嫌、もっと楽しい職場があるはず

こんな毎日ダメ人間みたいに言われて

なにも楽しくないよ。


店長に連絡すると。
診断書持ってきて、あ、でもゆりが辞めても
なんの支障も無いからどうぞ辞めてくださいねー


どこまでも性格悪い女だなー。


私はその夜、同期と朝まで電話した。

今まで私達がうけたパワハラの話。

全部マネージャーに話してしまおうってなったよ。


この時はもう、コンビニの彼のことは頭のすごく片隅に転がってしまって、意識すらしてなかった。