ふらっとTSUTAYAで買った、
恩田陸さんの 「三月は深き紅の淵に」
1冊の本をめぐる4つの話。
娘ちゃんが寝てる合間合間に読みました
ミステリーなんやけど
全ての伏線が気持ちよく回収されてスッキリ!っていうタイプのミステリーではなくて、、
読み終わっても、なんかぼんやりしてる
でも話にどんどん吸い込まれていって読んでしまう…そんな本でした٩( 'ω' )و
何より…すごく共感する部分を発見できたのが
嬉しかった。
彼女にとって、重要な、極めて個人的なテーマはずばり『ノスタルジア』である。
あらゆる意味での懐かしさ。
それは心地好く切ないものであるのと同時に、同じくらいの忌まわしさにも満ちている。
彼女は幼い頃から世界というものに対して漠然とした郷愁を抱いていた。
郷愁という言葉が誤解を招くのならば、世界というものがぐるぐると大きな円を描いて、時間的にも空間的にも循環しているという感触である。
デジャ・ヴとはまた少し違うのだが、そういう感覚が幼年期の彼女をかなりの部分で支配していた。今ではそんな感覚が日常生活に占める割合は少なくなったものの、たまにそういう感覚がざぶんと押し寄せるとパニックに陥る。その感覚をなんとか目に見えるものにしようと、彼女はワープロを前に悪戦苦闘するのである。
あらゆる意味での懐かしさ。
それは心地好く切ないものであるのと同時に、同じくらいの忌まわしさにも満ちている。
彼女は幼い頃から世界というものに対して漠然とした郷愁を抱いていた。
郷愁という言葉が誤解を招くのならば、世界というものがぐるぐると大きな円を描いて、時間的にも空間的にも循環しているという感触である。
デジャ・ヴとはまた少し違うのだが、そういう感覚が幼年期の彼女をかなりの部分で支配していた。今ではそんな感覚が日常生活に占める割合は少なくなったものの、たまにそういう感覚がざぶんと押し寄せるとパニックに陥る。その感覚をなんとか目に見えるものにしようと、彼女はワープロを前に悪戦苦闘するのである。
私が存在するずっと前から世界は回っていて、
私がいなくなっても世界は回っていく
自分も小さい頃から
そういう感覚に苛まれて、どうしようもなく怖くなることがよくあって、
でもその感情をうまく言い表せなかったから
作者が同じように感じてるんだ、
しかもすごく素敵な表現でその感情を説明してくれていることに感動した…
って私が勝手に喜んでいるだけで
恩田陸さんの感覚は私のものとはまったく別物かもしれませんが…
「麦の海に沈む果実」も読んでみたいな
ただ読み終わったあとぼーっとしてしまって
家事育児への切り替えがなかなかできないという難点(笑)



