今日は天気が悪かったこともあり、どこにも寄らずにまっすぐ帰ってきました。
さっそく、昨日載せられなかった写真をUPしたいと思います。
ユニークですが、新潟にある顔が書かれたガスタンク(新発田(しばた)ガスの「二コタン」)には負けるかな。
ガンダムの「ハロ」みたいでかわいいですよね。
今回の旅行の一番の目的、青森県黒石市在住の奥瀬工人に注文して作ってもらったこけし4体。
左2体(高さ8寸:約24cm)が息子の恵介さん、右側2体(高さ6寸:約18cm)がお母様の陽子さんの作。
なかなか手に入らないので、貴重なこけしです。
こけしの底には、署名と作成日が記入されていました。
「仙台の『しまぬき(こけしなどの民芸品を扱っている店)』さんでも売っているんだけど、良かったらどうぞ」と、奥瀬さんのこけしがデザインされている手ぬぐいをいただきました。
こけし館入り口には、上のろくろで作った新しいこけし(両端の2体)が設置されていました。
その内側にあるのは、こけし型提灯。
今回お邪魔した時も、キノコ型こけしやキノコの雑貨を展示・販売するイベントをやっていて、思ったよりたくさんのお客さんが来ていました。
左から阿保金光(あぼ・かねみつ)工人作のこけしストラップと、タカラトミーアーツから発売されているガチャのこけし根付(真ん中:津軽系、右:南部系)。
金光工人のこけし、今回は寝てますね(^^;)
ガチャの根付は、木製でよく出来ていると思います(生産は中国)。
南部系の顔に汚れが付いていたのはちょっと残念でした。
こけし館の次は、弘前にある「津軽藩ねぷた村」へ。
ねぷた村のステッカー4枚と入場券。
NEXCO東日本で企画された「東北復興観光支援パス」を申し込んで、申込み確認メールをチケット販売所で見せると、特典としてこのステッカーセットがもらえます(パスの販売は終了しました)。
中は撮影自由でしたが、それを知らずにカメラを車の中に置きっぱなしにしてしまったので、仕方なくケータイでねぷたを撮影。
実際にねぷた祭りで使用されたものが展示されているそうです。
ねぷたを見学した後は、津軽三味線の生演奏を聴き、その後にねぷた村内でこけしや独楽(こま)を製作している長谷川工人の工房へ。
お父様の健三(けんぞう)さんか息子の優志(まさし)さんか、どちらにお会い出来るかなぁと思っていたのですが、今回は優志工人が工房にいらっしゃいました。
今回購入したのは、高さ1.5寸(約4.5cm)の頭が林檎になっているミニこけし(胴は弘前の桜)。
今年は困った顔を売りにしてみた、と優志工人は話していました。
いろいろお話ししましたが、面白い工人さんでしたよ。
隣りの独楽は、軸部分を持って回すとひっくり返って軸が下になり、そのままの状態で止まります。
旦那さんが「これ面白いですよね。こういう独楽を作れる技術もすごいし」と買おうとしたところ、「それ、あげますよ」と下さったので、そのままいただいてしまいました(^^;)
こけしよりも独楽の方がよく売れるそうで、作ってもすぐになくなってしまうそうです。
こけしよりも独楽の方がとっつきやすいからでしょうね。
こけしも在庫がたくさんあると思いきや、東京こけし友の会から例会で頒布する分として150本発注が来ていて、置いてあるのはその一部だと言っていました。
昨日今日と、東京の高円寺で津軽系こけしを製作している山谷(やまや)レイ工人が参加したこけしイベントがあったのですが、会場は身動きが取れないほど大混雑だったようですし、関東方面のこけしブームはまだまだ収まりそうにないですね。
それに対し、宮城県はこけしの一大産地ですが、身近にあるせいか、あまり関心を持つ人はいないようです。
私達がたまに工房へお邪魔する、佐藤康弘さん や平賀輝幸さん などの若手工人が育ってきていますが、もうちょっとこけしについていろいろな人が注目してくれるといいなぁ、と思います。