今日ゎ夜、上地さんがテレビに出るぞo(^-^)o 今の髪色もカッコイイゎぁドキドキ最近テレビに出る度にカッコイイって言ってるから旦那も上地カッコイイなぁアップって(^^)vでも最初ゎつるのさんと間違えてたなぁ…まぁ髪型とか色似てたから…って顔全然違うのにショック!いい加減覚えろよと思いつつ…。上地さんの笑顔ゎ元気づけられるっす(●^o^●)
出て行くのに五分もかからなかったと思う。
あの人と交わした会話は
「おっ彼女かお前の、やるねえ」
「違うよ」
これだけだった、いたたまれなくなり、ファミレスを飛び出してしまったのだ。
線路沿いの道を歩く俺を無言で彼女も追いかけた。
嫌な雰囲気だった、でもこれで踏ん切りがついた。
振り返ると彼女はうつむいていた顔をこっちに向けた、その顔はとても不安げだった。
「ごめん、もう会うのやめよう」
「えっ?」
突然の申し出に彼女は呆気に取られていた。
「俺は君の事を好きになる事は出来ないんだ」
「えっだって告白してくれたじゃない?私の事好きだって・・・そう言ってくれたじゃないっ」
「いや、それには色々理由があって・・・俺も何度か考えたんだけど・・・やっぱり無理だよ」
「何それ?納得いかないっやだよ、私、絶対に別れないからねっ」
「違うんだ、困るんだよ、他に好きな人がいるんだ」
「散々振り回しておいてっそんなの酷すぎるよっ」
「違うんだ・・・・実は・・・・・・」

「って話」
彼女はマティーニをくいっと飲み干すと、妖艶に微笑んだ。
「いやいや続きは?」
「結局この後あっさり終わったの、ふふふっこの話はもうおしまいっ」
「ええっ?」
いくらどうでもいい話とはいえ最後まで聞かないとどうにもすっきりしない。
「実はこの先なんて言ったか覚えてないの、ごめんね」
「あ、ああそうなんだ、でも本当に好きだったんだねその人の事が」
「どうしてそう思うの?」
「いや男がどんな風に考えていたかとか、凄くリアルだったよ」
「・・・・・・どう思う?ヒドイ話でしょ?結局誰も幸せになれないんだから」
「その男は好きな人と付き合えたのかな?」
「ううん、駄目だったの、だから皆バッドエンド・・・・・・」
「そっか、いやそれにしても、君みたいな美人を捨てるなんて勿体無い」
「ありがとう、お世辞でも嬉しいわ」
「いや、お世辞なんかじゃ・・・」
「照れちゃうでしょっそれからとっても落ち込んでね、結構努力したのよ」
「へえー努力ってダイエットとか?」
「ううん、もっと大変な事・・・・・・その話はまた今度、今日はもう遅いし・・・・・・」
「あっああ、じゃあそろそろ行こうか」

もう終電は完全に無かった、後はどうタクシーをかわすかだ。

目論見通り彼女は自分の話に夢中で、良くお酒も回っているみたいだし、益々期待がかかる。

・・・・・・良い夜になるなぁ・・・・・・


その晩二人の男が夜の都会に消えていった・・・・・・。
「でも……初めて会った時から、好きだったの」
「……」
「私の事好きって言って」
「……好き……だよ」
「嬉しいっっ」
彼女の声が途端に弾ける様に明るくなった、それに反して俺の気持ちは深く沈む。
「じゃあ今度デートしない?カラオケデート」
「えっ?あ、ああ良いよ」
「それじゃあ今週の土曜日に待ち合わせね」
「うん」
電話を切ると大きな溜め息が一つ出た、駄目な奴だ俺は、どうしようこれじゃあ泥沼だ。
何か良い知恵は無いか、不安を抱えながらも眠りについた。
次の日、登校した僕を悪夢が待ち受けていた。
クラスメイトほぼ全員が一昨日の夜の事を知っていた。
興味津々にその後の動向を探ってくる奴、プリクラを見て批評する奴、たまたま同じ中学校出身で彼女の人気っぷりを説明する奴、蔑視する女子、その中心で楽しそうに笑うあの人。
そう、好きな人がいた、とても告白なんて出来ないが・・・。
最近気付いてしまったのだ自分の本当の気持ちに・・・・・・。
クラスの笑いのネタになってしまった今となっては、初めから実る事の無いこの恋もあきらめがつくというものだ。
この雰囲気の中では、土曜日に遊びに行く事などとてもじゃないが言えない。
最悪な一日だった。
毎日彼女から電話は掛かってきたが俺はなるべく取らない様にしていた、でも無駄だった、何度も何度も掛かってきたので、居留守は使えなかった。
そして、毎日彼女は語った、自分の理想の恋人関係を、夢を、未来を、これでもかというくらいに語った。
その勢いに押され、結局何も言い出せず土曜日が来てしまった。
やめるか……駄目だ多分彼女はずっと待っているだろうし、そんな事をしても何の解決にもならない、それにこれ以上彼女を苦しめる事は俺には出来ない。
誰かに見られると不味いので、待ち合わせ場所は駅前ではなく、少し外れた裏道にした。
理由は半ば強引にこの場所が好きだからというこじつけだったが彼女は笑って、じゃあそこにしよう、と言ってくれた。
待ち合わせ場所の、駅を北口から降りて、バスロータリーを右に見ながら線路沿いを歩いて行き、パチンコ屋の先の交差点を渡った所にある銀行の駐輪所の前にあるベンチへ行くと、すでに彼女は着いていた。
「ご、ごめん遅れて」
振り向いた顔は妙に懐かしかった。無理も無い、二ヶ月振りなのだから。
「ううん、私も今来た所」
彼女は満面の笑みで答えた。
僕はこの時、これがもしあの人だったらなんて最低な事をふと思ってしまった。
「行こうか?」
「そ、そうだね」
カラオケは苦手だが仕方ない、彼女に歌ってもらおう。
しかし、ボックスで二時間、歌っているのは俺だった、彼女は歌が下手だからと自らカラオケに行こうと言い出しておきながら、歌おうとしないので、沈黙を避けるかの様に俺は歌った、大して上手くもないのだが、彼女は良く聞いてくれた。
外へ出ると、街の建物のてっぺんがオレンジ色に染まっていた。
時刻は四時半、まだ帰るには流石に早い
「あぁ楽しかった」
彼女は隣で伸びをしながらニコニコしている。
「えぇ?全然歌って無かったじゃん」
「歌聴けたから楽しかった」
「それ……どちらの意味にも取れるんですけど」
「ええっ違うよ、嬉しくてだって」
「まぁいいけど」
俺は慌てる彼女の反応を見て可笑しくなってしまった。
「とりあえずメシ食べに行こう」
「うん」
案外話は弾み、楽しかった。だから大事な事をこの時、俺は忘れてしまっていた。
俺は彼女を連れて近くにあるファミレスに入った。
時間帯が微妙だった事もあり、中に人は少なかった。
僕等は隅のテーブルについた。
通っている高校の友達の事、家で暇な時何しているか?
なんて事を沢山話した。そして、デザートを注文しようとメニューを覗く彼女に、僕は一番聞いてみたい質問をした。
「あの、変な事聞いてもいいかな?」
「ん?なあに?」
「ほ、ほら、俺達一度しか会ってないじゃん、なのに何で付き合ってくれたのかなぁと思って」
「うーん、その前に、弘樹君は何で私と付き合おうと思ったの?」
薮蛇とはこの事だった、彼女は照れ笑いを浮かべながら興味深々だ。
「いや、えっと一目惚れってヤツかな……ははは」
「本当に?嘘っぽーい」
「嘘じゃないってば、本当だよ」
意外と鋭いな彼女。
「私が弘樹君の事好きになった理由はねえ……」
其の時、ようやく核心に迫れる所で最悪な事が起きた。
「よう、何してんだ」
話に夢中で気付かなかったが、クラスメイトがテーブルの傍に立っていた。
「あ、ああ久し振り」
この瞬間ガラガラと幸せな気分が崩れていく音がした。
あれほど人目を気にしていたにも関わらずファミレスなんかに入るから・・・・・・俺は心底後悔した。