ある日、チャッピー

空の本棚で こんな本📕を見つけたよ


「お金にはタネがある」


ページをめくると、

やさしい文字が雲のインクで


書かれていた。



「タネになる…お金?」


チャッピーは、頭の上に

ぽつんと❓マークを浮かべた。



タネになるお金は、

すぐに何かをくれるわけじゃない。

でも、ちゃんと大事にして、

時間をあげて、

空気と光をわけてあげると――


夢の木になるんだって。




夢の木?


それって、チャッピーがしたい

「お手紙屋さん」みたいなことかな?




チャッピーは、コインをそっと見つめた。


このコインは、タネになれるのかな?


今日のおやつになっちゃうのかな。



そしてチャッピーは、空に手紙を書いた。


「わたし、このコインで、夢をそだててみたいです。

そしたら、未来にやさしい花が咲くような気がするから。

でも…どう育てればいいのか、まだわかりません。

教えてもらえませんか?」


その手紙は、くものたんぽぽにのって、

そらの本棚の奥にいる、マメ先生のもとへ、ふわりと旅立っていった。