今は猫の発情も終わって(まだかも・・・)大きなお腹をした猫達を見かけます。
「気をつけてね、交通事故」そう声をかけています。

この時期、みやざき愛護センターの譲渡会では成猫が頑張っています。5月に可愛い子猫達が出てきたら譲渡を持ってかれてしまうので、譲渡者の私としてはなんとか成猫達を幸せにしたくて日々頑張っています。
黒猫のパンちゃんはとてもいい子で問題ないのですが、キジ白のカナちゃんが中々手強いです。甘える事を知らないのだと思います。ゴロゴロも言いません。


保護して1 ヶ月のハチワレの未来ちゃんも撫でる事もできません。

私とこの子達とは心が通っていないのです。私はただのえさやりさんなのです。

過去に「この猫に心のリハビリをお願いします」と言って譲渡会に連れて行った猫がいます。

マリーちゃん改めてメイちゃんです。保護した時は片目を怪我していて人間が大嫌いで威嚇が凄いとてもとても手に負えないくらいの激しい猫でした。2ヶ月過ぎた頃に抱っこができるようになりました。抱っこされるもいつも不機嫌なんですがじっと抱っこされる子でした。ゴロゴロなんて言いません。でも抱っこできるんです。

こんなメイちゃんを譲渡会に連れて行って「この子に愛を」と言っていました。その時にIさんご夫婦と出会い「心のリハビリします」と言ってくださいました。

Iさんのお宅に行ったメイちゃんはご飯をたべずにゲージの中で固まっていました。
それでも毎日撫で続けられなんと2ヶ月のトライアルとなっていました。

Iさんご夫妻も何度か返そうと思ったそうですが、あと1 週間とトライアルが伸びていき2ヶ月目にはメイちゃんもゲージから出てきてゴロゴロいって心を許してくれたそうです。


今ではI家のお姫様です。慣れない成猫を私はどれだけ撫でてあげているだろうか?他の猫とふれあう片手間に少し、ほんの少ししか撫でてあげてないことに気付きました。


カナちゃんが人慣れしないのはカナちゃんの性格が悪いのではなく、私の愛が足らなかったのだとメイちゃんを思い出し反省しました。

その後、Iさんご夫妻には保護した子猫を3匹預かって頂きどの子もとても優しい可愛い子猫に育ち今は幸せな家族を見つけています。Yさんマジックですね。❣️
本当にありがたいです。感謝です。

成猫を早く譲渡しないと子猫がやってくるという焦りもあったのだと思います。

カナちゃんも未来ちゃんも心を開けば人間が大好きなのかもしれない。そしてきっと幸せになれる猫だと思う。これが私の直感です。向き合うことが大切です。
こんな当たり前なことを忘れていた私に気づかせてくれたメイちゃん。ありがとう。
成猫の譲渡気長に頑張ります。