鞘取り・サヤ取り・裁定取引・アービトラージの話~第1話
ちょっと真面目な話が続いているってことで
具体性に富んだお話を挟んでみますたw
タイトルからもわかるように、鞘取りって呼ばれる手法を
バックテストから検証してみます~
まず、鞘取りっていうのは、ウィキペディアから引用♪
裁定取引(さいていとりひき、アービトラージ, Arbitrage)とは、
個人として活用できる範囲は、
ⅰ 株式銘柄間
ⅱ 通貨間
ⅲ 先物取引における異銘柄間
ⅳ 先物取引における異限月間
などですね~。個人的には先物取引の異限月間や異銘柄間
が扱いやすいと思っとります。で、
どうやってやるの~
ってところですが簡単であります。鞘取りは銘柄個別の値段か
ら銘柄同士の値差に視点が移りまする。値差の傾向は、
・ 値差が拡大傾向である
・ 値差が縮小傾向である
のどちらかを狙うのであります。単純に、値差が拡大が買いとか
縮小だから売りとかという話ではないのですが、
・ 値差の拡大を狙う ⇒ 値段の高い方を買って、安い方を売る
・ 値差の縮小を狙う ⇒ 値段の高い方を売って、安い方を買う
が基本形、鞘取りの特徴は、
ロング・ショートを同時に保有する
のであります。じゃあ、次に値差の拡大とか縮小とかってどう
やって判断するの?
鋭いご質問ですw
その前に鞘取りの組み合わせを考える必要があるのです!
これは簡単で、互いの
相関係数が+0.7
※Excelで導く場合はCORREL関数ね~
以上あることが簡単な組み合わせと思われます。この数値は
個人的な実践から導き出してますので鵜呑みにしちゃ~いけ
ませんぞ (●´ω`●)ゞ
で、次に主軸を決めます!
主軸とは値差の拡大か縮小かを判断するため、どっちの銘柄
及び限月を参考にしたらいいかという意味の軸であります。
この主軸の決定方法は、
① とりあえずバックテストしてプラスの期待値の方を主軸とする
② 観察をして、どちらが主導しているのかを決めて主軸とする
③ ボラティリティの高い方を主軸とする
とまあ、順を追うごとに理論的な決定方法になりますが、簡単に
はこんなところです。主軸を決めなくても別にいいのだけど、決め
た方が簡単なのだ~ (*⌒∇⌒*)
どれぐらい違うかというと・・
【主軸を決めた場合】
主軸銘柄単体のトレンドが判明しそうな場合
⇒主軸銘柄はトレンド方向にポジションを保有
⇒副銘柄は主軸の逆にポジションを保有
【主軸を決めない場合】
値差の統計を採取し、値差変動の上限・下限を把握し
拡大・縮小転換の動きを把握し、それぞれのポジション
を保有する
一見、主軸のトレンドがわかれば単体でロング・ショートした方が
いいんじゃない?って思ってしまうところでしょうな。けど、考えて
みてくだされ!
暴落の時はどうなるの?
単体で持ち越す場合の場合、常にこのリスクに晒されるのです
ねえ。その点鞘取りは、
ロング・ショートを同時に保有
していることにより、暴落時にも値差は動かない可能性もあるわ
けです。
だ・か・ら (・∀・)♪
相関係数が+0.7以上は欲しいわけであります。逆相関の場合は
急落時に
股裂き ・°・(ノД`)・°・
現象が生じる可能性も十分にありますです。で、主軸を決める
理由はあるわけです。主軸を決めれば統計を採取する必要も
省けることが多いのであります。主軸を決めて鞘取りする場合
のメリットはもう1つあるのですね~。
値差が拡大傾向 ⇒ 主軸はロング 副もロング
値差が縮小傾向 ⇒ 主軸はロング 副もロング
と個別のスタンスも値差からわかるようになるのですな~。これ
はバックテスト含めた経験が必要だけど・・
スタンダードは統計採取からなんだけど結構面倒なのよね。別
に統計採取が意味無いってことじゃないよ!
統計的側面は知ってても損しない
のは確か。
で、最後はわかりにくいバックテストをかけて判別する方法と
具体的なパフォーマンスをご紹介♪
【TOCOM Gold&Platinum Spred trade】
鞘取りとしてはメジャーな金と白金のバックテスト結果で~す
しかも鞘取りをデイトレでしてみますた。次の機会はちゃんと
スウィングの結果を載せとくよ~。
★トレード条件
白金が上昇して金と白金の値差も拡大⇒白金はロングと仮定
逆に、
白金が下落して金と白金の値差も縮小⇒白金はショートと仮定
トレードボリュームは互いに1枚ね~
と、まあ上記の条件で白金を主軸にしてみますた。
で結果↓
※総損益の100,000,000円分は初期資産ね~
下のパフォーマンス表はいつもと違って、値幅
じゃなくて金額ベースだからね~
【パフォーマンス】 測定期間 2004年~2010年
Net Profit 2522500
Profit Factor 1.392759829
Max Portfolio Drawdown -254000
Total # of Trades 1116
Total # of Open Trades 0
Number Winning Trades 553
Number Losing Trades 514
Percent Profitable 49.55197133
Avg Trade (win & loss) 2080.451948
Average Winning Trade 15130.10934
Average Losing Trade -12704.41058
Ratio Avg Win / Avg Loss 1.190933593
Pltainumの方がボラティリティも高いし主軸としてはわかり
やすい。(だから例題に選んだのもあるw)
バックテストの結果が単純に勝ってるから、主軸は金では
なくて白金と決定!
で、225先物とか先物取引には倍率があるのよね~
225先物Large ⇒ 1000倍(刻み×倍率=金額)
225先物mini ⇒ 100倍
TOCOM Gold ⇒ 1000倍
TOCOM Platinum ⇒ 500倍
てことで倍率を一致させて、白金2枚の金1枚で再テスト♪
Net Profit 4896500
Profit Factor 1.601794383
Max Portfolio Drawdown -391000
Total # of Trades 1116
Total # of Open Trades 0
Number Winning Trades 554
Number Losing Trades 513
Percent Profitable 49.64157706
Avg Trade (win & loss) 4119.970848
Average Winning Trade 20959.37522
Average Losing Trade -16723.05291
Ratio Avg Win / Avg Loss 1.253322305
勝率も改善したから主軸としては正解って感じだね~。最大
ドローダウンはちょっと増えたけど、フラット期間が短くなった
からOKかねえ。
ちなみに、白金を単体でトレードした時の参考パフォーマンスは、
勝率 ⇒ 61.43%
最大ドローダウン ⇒ 698,000円
期待値 ⇒ 6753円
と勝率と期待値は負けちゃうけど、最大ドローダウンは50%OFF
ぐらいだぬ。デイトレであっても鞘取りは単体のトレードに比べて
ドローダウンに強い感じがするよね。本当に強いかどうかはスウィン
グのテストを見てからじゃないと結論としては早いから言わないで
おく ( p_q)
今回はデイトレのバックテストだったけど、これを鞘取り本来
のスウィング以上の期間保有した際のメリットを次のネタとし
て考えておきまする~。
とりあえず、今回の内容で鞘取りっていうものが何なのかは
わかってもらえたと思う。鞘取りの醍醐味はこれから紹介し
ていくのでご期待!!
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