歯の事を振り返って書きます。


私が本格的にせっせと歯医者通いを始めたのは、もう12年ぐらい前でしょうか。

拒食症が良くなり、体力的にも精神的にもある程度回復した頃に歯医者へ行きました。



最初の歯科でほとんどの歯の神経を抜き差し歯にしました。

沢山抜歯もしました。

そこから崩壊して今にいたるわけですが、こうなる前はさほど歯が悪かった訳ではありませんでした。


初めて歯医者で治療した記憶があるのは中学生。

虫歯ができて痛くなり行ったのを覚えてます。

20歳頃に小さな虫歯で治療した記憶があるのと

親知らずを抜いた事があるぐらいで、それまで特に虫歯で悩んだ記憶は無いです。(数回、小さな虫歯を治したような記憶はあるけど…どうだったかな…)

小さい頃から体質的に歯が弱くて〜。とかそんなわけでもなかった気がします。


完全に拒食症が原因だと思います。


でも、私がもう少し歯へ高い意識を持っていたら。結果は今と違ったとも思います。

歯への意識って本当に小さい頃から植え付けた方がいいと思うんですよね。


世代もあるでしょうし育った家庭環境もあると思いますが、私は歯の定期検診なんて考えた事もなかったし、むしろ虫歯でもなんでもないのに歯医者行くなんて歯医者からしたらいい迷惑だと思ってたんですよね。

歯がどれだけ大切かなんて誰からも言われたことなかったし、考えていなかったです。


少し詳しく説明します。歯の事じゃないので興味ない方は閲覧やめちゃってくださいね。


私が拒食症の時期はもちろん食べ物はほとんど食べていませんでした。

水さえ飲むのが怖くて、喉が乾けばうがいをしていたぐらいです。

回復期はもう食べる体力が残っておらず、ほんの数口の咀嚼をする事で動悸がして呼吸が乱れ、疲れ果てて横になってしまう状態でした。

なので寝たままアイスクリームを流し込み寝てしまったり、栄養剤(甘ーいジュースみたいなやつ)を飲んでウトウトしたり、そんな暮らしでした。

歯磨きを毎日していたのか?それすら記憶に無いのでわかりませんが、トイレに行くだけでバタンバタンと毎回気を失って倒れていた状態だったのできちんとできていなかったんだと思います。


拒食が治り始めた頃に歯が痛くなり始めたと思いますが、その時はまだ人前に出るのもためらうような外見だったので、ある程度マトモになった頃に真っ先に歯医者へ向かったわけです。でも、その時にはもうほとんどの歯の神経を抜く状態だったという話です。(果たして本当にそうだったのか?は、わかりません。当時通ってた歯科は今、ヤブで有名なので。笑)


でも、元々は特に歯が弱いわけでもなかった私なので、完全に自分のせいなのです。

それはわかってるけど、やっぱりつらいです。


今まで生きてきて後悔するような事は沢山ありました。

あー、あん時こうしてりゃ良かったな。って。


でも時間が経つと

「でもあん時の私じゃこうするしか無かったもんな。」

とか、

「まぁ失敗したけどいい経験かな。」

とか思うわけです。


私が人生でたぶん死ぬまで後悔するのは拒食症になった事です。


拒食になって失ったものはかなり多いですが、その中でも歯が1番ダメージが大きいのです。


ま、言っても時間戻せないので仕方ないんですが。

なってしまったものは泣いてもわめいても、どうしようもないものね。笑