うまれてから
このかた
どんなに苦しいことがあっても
それすら
『愛』なんだ、
って きがついた
いや、
しってた けど
みないふりしてた。
なぜなら
ほんとに
剥き身の わたしは
ほんの少しの 刺激だけでも
こわれそうになるから。
けど、
そんな
かんたんには
『こわれないよ』
って いろんな かたちで
みんなが おしえてくれた。
だから
おもいきって
頑丈な
頑強な
とてつもない
強情で頑固な
小さな小さなころ
剥き身のわたしを
必死で守るため
じぶんで作ってきた壁を
壊してみた。
ちょっと いたい、っておもったけど
きずはすぐに
なんでもなくなるし
そのきずは
よりあつく
わたしをまもってくれるようになり
それ以上に
ゆうきをだして
ふれてみたものは
あたたかかった。
あぁ
わたし
これを あじわいたくて
うまれてきたんだ。
ときをこえて
みんなのおもいを
ここに
ひとつにして。
ありがとう。