発表会の選曲は今でこそ
本人の希望曲を優先していますが、
教室を開講して数年は
お一人お一人にこちらで数曲用意し
実際弾いて聴かせ、1番気に入った曲を
発表会の曲としていました。
本人の希望曲ではなく
全てこちらで決めていた理由は
お一人お一人の日頃の練習(量、質)の様子
レッスンでの取り組み方
その子の伸びしろ等を総合して
それぞれの生徒さんの
レベルアップに繋がる曲を見極めて
選曲していたからです。
ここ数年は自分が弾きたい曲こそ
練習を頑張れるモチベーションに繋がる
レベルアップに繋がると判断し、
本人の希望がある場合は極力
希望に沿っています。
(但し、普段練習をあまりしない
宿題をしてこない生徒さんは例外です)
ただ、その判断がとても難しい時もあります。
・普段の練習も良く頑張っている
・レッスン中もしっかり集中している
・前回の発表会練習期間もよく頑張り
大きくレベルアップした
・将来音大に進む予定はなく
趣味としてピアノを続けたい意向を
本人も親御さんも示している
こうした生徒さんが
少し無謀かなと思える曲を希望した場合、
A やはり段階的に無謀と判断し
焦らず一歩ずつ確実にレベルアップをはかれる
他の曲を薦める
B この子なら頑張れるかもしれないと判断し
挑戦を認める
この見極めは本当に難しい…
今までその判断は上手くいく事の方が
多かった一方で、
残念な結果になってしまった事も
僅かながらありました。
今でもふと、
あの時違う判断をしていたら…
なんて事を考える事もあります。
過去を変える事は不可能だけど
この経験を次に生かす事は出来るはず
他にどんな選択肢があったのか
どんな言葉かけをしたら良かったのか
振り返っています。