声楽専攻の小6生徒ちゃんの
私「今、音楽的にとても良くなったでしょ?すごく良かった。でも技術的に良くなかったね、所々間違えるし、止まるし。
ピアノのレッスン♪ 紛らわしい?
ピアノになると何だかいつも
のっぺらぼうな音楽
とでも言いましょうか、
ただ楽譜通り音を出しただけ、
楽譜を読んで指を動かすのだけで精一杯
とでも言いたげな演奏

この生徒さんは、
年末の病院での
クリスマスコンサートで歌った
3人のうちの1人。
自分の歌を、
見ず知らずの方々が涙を流しながら
聴いて下さっている
という、
とても貴重な経験が出来た1人なのです。
そんな小6ちゃんに、
私「あのさ〜、今の小6ちゃんのピアノを、
あのコンサートのお客様に聴いてもらったとして、あの時のように涙を流して、喜んで聴いてもらえるかねぇ?」
小6ちゃん「…(首を横にふる)」
私「じゃあどうしたらいいと思う?」
その為のヒントをあげてからしばらく考え、
もう一度弾いてもらうと〜
とっても良いじゃな〜〜い

素敵じゃない〜〜

ただし!
表現、音楽的に良くなったのに、
所々つっかえつっかえ…

私「今、音楽的にとても良くなったでしょ?すごく良かった。でも技術的に良くなかったね、所々間違えるし、止まるし。
だから練習が必要って事。」
この例えは小6生徒ちゃんにとって、
よく理解出来たようです。
ピアノでも歌でも、
ただの音の羅列なんか誰も聴きたくない。
でも、いくらこう表現したい、ああ表現したいという気持ちがあっても、技術が足りなかったらそれを生かせない。
クリスマスコンサートでの経験は、やはり
小6生徒ちゃんにとっても
大変良い経験となったようです
