わたくし ご存知の方は良く知っていらっしゃるのですが 鬱歴丸8年を無事経過しました・・・

いやいや 冗談では無く この8年の間に 偶然 病院で会った友人と 病院で知り合い 後に毎日電話し合うようになった友人(私的には彼女だと思って居ます)と そして 私の通っている病院とは無関係ですが カミさん方の 1番仲の良かった カミさんの従兄弟を精神疾患で亡くしました


彼女以外は「うつ病です」
彼女は「統合失調症」でしたが 私が思うに「うつ病も併発していたか?統合失調症の症状の中に(希死念慮=自殺願望)が有るのかは解りません」しかし彼女は 事有る毎に「死にたい 病院に戻る位なら 自殺する」とよく口にしていました


「希死念慮」は精神疾患患者にとって メジャーな症状です


私も ごたぶんに漏れず こいつと 何度闘ったか知れません

彼女と 友人 義理の従兄弟は 3人とも こいつに負けました





特に悲惨だったのは「彼女」です


他のお二人は

義理の従兄弟は自宅で一人で・・・・・(その前年たった一人の肉親 同居の母親を亡くしていました)

友人は多摩川の土手を通っている大きな土管の様な物にロープを巻き・・・・・・・

多分 お二人とも そんなに苦しい時間は長くなかったと思います




彼女は悲惨でした



西湖から樹海に入り 飢えて・・・・・・・・・。


この日 私は 彼女の、お誕生日だったので 朝 メールをしました
彼女は入院中だったので 読む事は無いだろうと思いましたが(入院中は携帯はおろか IPODとかの音楽プレーヤーも持ち込めません) 年に1度のお誕生日だったので 「いつか 退院した時に読んでくれればいいや」という思いでメールを打ちました(前年のお誕生日にはチーズケーキをホールで買い 眞露をロックで飲み 彼女のアパートで楽しくお祝いしました)


彼女は重度の統合失調症患者でした 1年の約2/3は入院生活でした
「拘束」されていた時期も有ります


そんな彼女が 「家(アパート)に1人で居ると死ぬ事ばかり考えるから入院する」と言って自ら 大嫌いな入院をしたのです(再入院する位なら死ぬとよく言ってたのに・・・)


ここに至るまでにショッキングな事が彼女に起こりました
私は必死にアドバイスをしましたが 完全に「病気でした」 説得は無理でした
正直 入院した事は 「身の安全の為仕方なかった」 と 安心した位です



話が 戻りますが この 彼女のお誕生日の日に長年彼女の主治医をしていた先生 この主治医は 私の主治医と一緒です


ショックな事が有り体調を崩し 自ら「嫌で嫌でしょうがない 入院 と言う選択肢を選んだ事に 同情したのか? それとも 賢明な判断に それほど重度では無いと判断したのか? あえて私は突っ込んで質問しませんでしたが(どうせ 質問したって ドクターの見解を 友人に話す訳は無いから・・・)


「お父様と一緒であれば 1日 外出許可を与えます」という判断を下したのです

多分、私が考えるには 「長年付き合ってきた患者さん お誕生日位は肉親とお祝いさせてあげよう」 と思たのだと思います

因みに彼女は 母親との関係が上手く行ってなくて 実家に帰る事は殆ど有りませんでした



お父様と楽しい半日を過ごした後 

「私 お友達に有ってから帰るから、先にアパートで待ってて」

と言ってお父様を返し私に電話をくれたみたいです
後日着信が入っていた事に気付きました

何故 当日気付かなかったのだろう・・・???


と不思議に思いましたが 当日 まさか 外出許可が 降りているとは思わなかった事・病気になってからは 友人知人からは殆ど連絡が無かった事等で 携帯の「不在着信確認」はしていませんでした


のちに 判明しました 私のせいです 私が電話に出ていたら、もしその日、会えていたら 彼女の未来は 変わって居た事でしょう


私の携帯(3年前はまだガラケーでした)は 誰かの手によって 彼女からの着信を拒否する設定になって居たのです


もう 今更 何を言ってもしょうが有りませんが


彼女が西湖から 樹海に入り 1週間の捜索にも拘らず 発見されなかった事 は 彼女の友人である方から聞きました 2カ月位後の事でした


メンタルヘルツのカテゴリの方は 調子が ガタ落ち する事を「堕ちる」と表現します
何故かと言うと、この「堕ちる」は「落ちる」とは比べ物にならない程 メンタルが堕ちる故だと思います 


将にここに「希死念慮」が襲ってきたら・・・ちゃんと阻止できるか 皆 自信が無いと思います


多分彼女は最低でも4~5日 長ければ1週間は 生きていたでしょう

どうして・・・

43歳のお誕生日に・・・





私は 死にません 何故なら こんなに悲しむ人が、いや、もっと悲しむ人が居ると思うからです

「希死念慮」は強敵です うつ病は なかなか 思うように回復せず、社会復帰も出来ず、家族に・友人に迷惑と心配をかける病気です


でも、心配してくれて 励ましてくれて 私の帰りを「心待ちに」してくれている方達が居ます


この方達を 落胆させる訳にはいきません

この処 将に「堕ちていました」が・・・
明日からも立ち直れるか解りませんが・・・
8年もこんな病気に苦しめられ 世間の人はどう思って居るか解りませんが・・・



絶対死なない と言う事を 改めて宣言したいと思います  




一昨日 昨日 今日 何故か 彼女の事ばかり考えています   YOU