長野県のヤコブス鉱以前、ホリセールにてお迎えした長野県浜横川鉱山のヤコブス鉱、ラベルにはいわゆるチョコレート鉱という記載がありました。確かにチョコレートの様。ピンク色の部分はロードナイトです。緑色のはテフロ橄欖石?
パイライトフラワー(スターパイライト)団塊状に成長したパイライト(マーカサイト)。普通は正方形や12面体だったりするのですが、花のような星ような不思議な形状ををしています。ゼットストーンとかエジプトの星(マーカサイト仮晶)も似た形状なので、同じような環境で成長したのかもしれません。 ロケーション:Badakhshan Afghanistan
アメトリンボリビア産のアメトリン。アメシストの紫とシトリンの黄色でアメトリン。アメシストが加熱されると鉄分子の構造が変化して黄色くなる。アメシストを加熱したものと天然のものが存在しますが、天然物は黄色と紫色の境目がはっきりしていてる特徴があるらしい。ちなみに、加熱されると緑色に変化するアメシストもあって、そちらはプラシオライトと呼ばれています。
ハックマナイト&ソーダライト(アフガニスタン)ロケーション:Badakhshan Afghanistan 緑と紺色部分がソーダライトで紫色がハックマナイトです。緑と紫の配色だとルビーインゾイサイトっぽく見えます。ブラックライトを当てると、緑色の部分が紫色に蛍光します。 蛍光させるとかなり赤くなります。
モロッコ産の長石(orthoclase)Tizi-n-Ouazanne, Imilchil, High Atlas Mts., Morocco エピドートと等軸晶系の濃いオレンジ色の鉱物が付着しています。サイトには磁鉄鉱とありますが、小さい為か磁石にはくっつかない。画像4枚目も同じ鉱物と思われるがバライトのような形状。いつかネオジム磁石で試してみよう。(多分ジルコンと思われます)
エピドートビとビソライトを伴う水晶のクラスター(モロッコ)モロッコの個性的な水晶クラスター。ビソライトを内包しているため水晶が緑色をしています。緑泥石(クローライト)やアクチノライトの可能性も考えましたが、繊維状のビソライトと思われる鉱物が母岩の一部にみられるので、水晶の緑色はビソライトの物であると思います。水晶の周りには、鮮やかな緑色のエピドートの結晶が見られます。イチョウの葉状のエピドート結晶がとても良いアクセントになっています。赤い部分は多分鉄分によるもので配色のバランスが気に入っています。
バライト(ポーランド)Lubin mine, Lubin, Lower Silesia, Poland スライスされたポーランド産のバライト、上部は金属系鉱物でピカピカです。 個性的な縞模様と金属鉱物(閃亜鉛鉱?)の光沢が素敵。ポーランドと言えば似た鉱物にシャーレンブレンド(白鉄鉱と方鉛鉱と閃亜鉛鉱などが縞状に層をなした鉱物)が有名で、似ているのですが中心から放射状に広がるバライトの構造はシャーレンブレンドには見られません。