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真実は小説より奇なり





離婚して以来、以前にも増して愛情深くなった

一番変わったと思うのは

事実をありのままに受け入れる事が出来るようになった

って事

これって、我ながらびっくりする程スゴいよ

コワいものがなくなったもの





結婚当初から何かってえと離婚するってのを楯にされてビクビクしてた

元々自分に自信がなかったからさ


友達の紹介で知り合ったんだけど

うわ、美人?!

ゼッタイ手に入れてやる!!

そう思ったんだけど、紹介された日はその友達が家に送るって事でサヨナラした


それが8月


その数週間後の9月29日が彼女の誕生日だった

考えられる限りの努力をした



馴染みのフローリストで、彼女がディナーから帰ったら届いているように配達の時間を頼み
つぼみを混ぜたバラを200本と、カスミソウを適度に入れて貰って、花カゴのアレンジメントにしてもらい、彼女の好きな


"Only one"


と、手書きのメッセージカードを添えて




街で一番の高台にあるホテルの最上階にあるフレンチレストランに予約をいれた


フルコースをふたり分とシャンパン

でも、ひとり分はアルコール抜きだ


夜景が一番ステキに見えるテーブル


彼女の好き嫌いを伝え
それに沿ったメニューを用意して貰うようにした

彼女の誕生日だと伝えると、バースデーケーキをサービスで準備してくれると言ってくれた




コースの終わりにシェフ達がケーキを運んで来て、ハッピーバースデーをみんな一緒に歌ってくれた




どうして?


彼女はそうひとこと言い
大粒の涙を流していた




今日は家まで送るよ

そう言うと

彼女が


あなたも呑んだでしょ?

予想通りの答えを返してきた


自宅の分はノンアルコールだったと白状して、送り届けてあげた


後から彼女から聞いた話しだが、アレンジメントを見た母親が

本命だわ~?!

そう驚いていたそうだ




プラトニックなまま何度かデートして、さらに1ヶ月くらいが過ぎたある日の海までのドライブの帰りに、彼女から付き合おうって言われた

なんか、いまさら?って気もしたけど

それが彼女からのお誘いだったらしい


互いのカラダを求め
優しく愛しあった





人生の歯車が狂い始めたのはそこからだった……