BMWは今季限りでF1撤退をすると発表し一時開発がストップしていたようですがチーム売却先にアピールのためにも開発を再開した。そしてスイスの投資会社「Qadbak」に無事売却が決定し13番目のチームとしてロータスが承認されてしまいましたが、FIAは14番目のチームとしてBMWの後継のチームが走れるようにしてくれるようです。


しかし、この14番目のチームというのには裏がありそうで実際はクラッシュゲートで撤退が囁かれるルノーまたは金融危機をもろに受けて赤字を出したTOYOTAが撤退した際に12番目または13番目のグリッドが空いた際にうめるためこの特別措置をしている可能性も無きにしも非ずと私的には思っています。


さて今回のイタリアGPですがここ近年BMWはイタリアで速さを見せていたため09年も速さを見せるとい予想はしていましたがまさしくそのとうりとなりました。しかし順調にフリー走行を行い好調な姿を見せていましたが予選第2ラウンドでクビサ、ハイドフェルドの両名が同じようなエンジントラブルでマシンを止めるという展開になってしまいました。


両名とも新品エンジンで使い込んでなく2基のエンジンがほぼ同時にということはエンジン開発凍結というルールの中なので製造過程で何か原因があったのかもしれません。可能性としては小さいですが現在許されている極小さい範囲でのエンジン開発を行ったエンジンだったのかもしれません。テストが許されていない状況なのでいくら小さな開発であっても実際にマシンに載せたデータがないためにこのようなことになったのかもしれません。


クビサは初日こそ少しトラブルがありましたがその後は順調にフリー走行をこなし予選最終ラウンドを見据えていたとは思うのですが最後の新品エンジンである8基目が壊れてしまい予選13位という結果になってしまいました。グリッド降格処分を受けずに13番グリッドからのスタートとなったため多分、今まで使ってきたユーズドエンジンを使ったのであろう。


レースに関してもクビサはスタートで順位を上げるが1周目でウェーバーと接触していたためフロトウィングの左エンドプレートが壊れしまいそのままでの走行には危険があるためピットに入るようにレース運営側に言われた。13位から順位を9位まであげていたが9周目ピットインを行い18位まで順位を下げることとなりオイル漏れでリタイアとなった。


クビサには新品エンジンが1基もなくこのままでは10グリッド降格処分を受けて新品エンジンをもうひとつ使う可能性は極めて高いため苦しい戦いになっていくだろう。


ハイドフェルドはクビサよりも順調にフリー走行をこなしクビサと同じく予選最終ラウンドを見据えていたはず。ハイドフェルドにいたっては予選トップ3を見据えていた可能性もあった。しかし、クビサと同じく新品エンジンが壊れてしまいジ・エンド・・・。決勝では大量の燃料をつみ順調に順位をあげていった。KERSを積んで燃料が自分よりも軽いフィジケラを抜いたのは見事だった。フィジケラを序盤に抜きペースに付き合わされることがなかった。これは大きく1ストップを見事に成功させ予選15位から7位入賞までこぎつけた。


ハイドフェルド、クビサ両名ともBMW撤退が決まりモチベーションが下がったのかもしれないが今はモチベーションを保ち頑張っているように見える。06年の鈴鹿で当時クビサがまだ参戦5戦目でレース終盤にハイドフェルドと8位入賞争いとなり無線で前のハイドフェルドを抜けと言われチームメイトバトルを繰り広げたのを覚えている。ハイドフェルドは確か当時クビサにその指示を出したことに怒っていたような気がするがフェアなチームメイトバトルは見ていてすがすがしく楽しい今年も鈴鹿で彼ら二人のバトルがあるならば楽しみである。


シンガポールはクビサの方が得意な感じがするが今年のマシンはBMWのマシンはマルチディフュザーがあまり適合していなく絶対的ダウンフォース量が少ないため上位で戦えるかは不明といったろことか・・。

今回フェラーリは最近、調子の良いライコネンとフォースインディアから移籍してきたフィジケラというコンビでチームの母国GPに臨んだ。結果はおこぼれながらライコネンが3位表彰台ということでフェラーリは聖地で面目をなんとか保った形となった。


ライコネンは各所でも言われているがなぜか自分が何とかしないといけないという場面になると力を発揮するという現象を最近起こしている。彼が速い事は確実だがフェラーリに移ってからはマクラーレン時代の脅威的な速さというイメージは薄れてきたしかし安定感は増しつつある。これはライコネン自身の問題ではなくマシンの特製の違いが大きいのかも・・・・。


今回のイタリアGPではある程度ガソリンを積んで予選最終ラウンドで3位をものにしたが、その前の予選第2ラウンド突破はギリギリに近く、ライコネンが言うようにマシンが軽い状態よりもある程度燃料を積んだ状況の方がマシンバランスが良くタイムも出やすいというのが顕著に現われていた。


決勝スタートではKERSを使い2位のスーティルをなんとかかわしたが第1スティントに履いたソフト側に問題があったのか前を走るハミルトンに比べてイマイチペースがあがらずじわじわと離されてしまった。この時点で実質的には優勝争いではなくスーティルとの順位争いとなった。


第2スティント以降のライコネンはスーティルをなんとか抑えて1周を速く走り続けるというよりKERSを上手く使い抜かれないように走るということに徹していたように思う。事実セクター3で最速であり全体的にもフェラーリよりも早いであろうフォースインディアに抜かせないようにしたライコネンの集中力そして技術はさすがで2007年ワールドチャンピオンの称号を手にしただけはあった。


ハミルトンのミスでファイナルラップで3位が手に入ったがライコネンの走りは第1スティント以外は素晴らしくスパの再現のようでもあったが表彰台に十分ふさわしい走りだった。


今回からフォースインディアから電撃移籍したフィジケラだが彼ならもう少しうまくやれた気もしなくはない。しかし初めてのフェラーリのマシンで母国イタリアでティフォシから圧をうける状況ではこれが限界だったのかもしれない。まぁフリー走行3回目のクラッシュさえなければ予選最終ラウンドもいけたかも・・・。レースは特に見せ場がなかったが安定した走りでさすがにバドエルの違いは目にみてとれた。総合的には及第点といったところでイタリアの新聞などもそのように評価している。


次のシンガポールは去年、予選でクラッシュを演じたようにフィジケラ自身は得意ではないのかもしれない。だが本来滑りやすい低μの路面(モナコ、カナダ、オーストラリアなど)が得意なはずだし期待したいところである。


私的にはその次の鈴鹿でフィジケラは好パフォーマンスを見せてくれそうな予感がする・・・。もともと彼が得意なサーキットでもある(ルノー時代の05、06年2位と3位をゲット)。

いずれにせよいぶし銀の彼を好きな人も多いはず、フェラーリという夢をかなえたフィジケラにはどんなストーリーがこれから用意されているかは誰にもわからない。しかし大きなファンクラブがある(多分)日本で真のフェラーリドライバーとなるのを見るのが日本のファンたちのだろう。


2005年トップ走行中のフィジケラがファイナルラップで予選17位のライコネンにかわされたときに数年後にこの二人がフェラーリでチームメイトになって鈴鹿を走ると思った人はきっと誰もいなかったはず。なぜかわくわくする自分がいるがこの先のフェラーリは楽しみである。



今回のイタリアGPでマクラーレンはハミルトンが最後まであきらめない走りを見せてくれました。マーティン・ウィットマシュ(マクラーレン代表)もロン・デニス(前マクラーレン代表)の時代からの脱却をしようとしたようにも思う。


デニスの時代ならばファイナルラップのあの時点ならハミルトンに3位死守を命じたはず・・・しかし、ウィットマシュはファイナルラップでも攻めることをやめさせなかった。これは新しいマクラーレンがようやく見えてきたように感じた。


予選1位のハミルトンは今回ガソリン量が653.5㌔最も軽かったわけだがチームメイトのコヴァライネンの683㌔そして予選順位4位というのを見るとあと10㌔は多く積むべきだったのかもしれない。予選ライコネンの搭載燃料がハミルトンの約10㌔+の662.5㌔でタイム差が約0.5秒という結果からのあくまでの推測だが・・・。


スーティルが今回小さなをミスしながらも予選2位でハミルトンと0.195秒差だったため完璧にまとめたというハミルトンのタイムを上回る可能性が十分あった。ここから考えても決勝を見据えて燃料をつんだブラウンのような思いきりがほしかったであろう。レースに関してはハミルトンはスタートからファイナルラップまでミスなくうまくレースをまとめていた。


反してコヴァライネンは予選では燃料をつみながらも予選4位という好結果であったがスタートで履いたハード側のタイヤをうまく使いこなせずまたKERSをあまり生かすこともなく順位をずるずる下げる結果となってしまった。最低でもハミルトンの脅威となる1ストップ作戦を選んだブラウン勢を抑えておくという仕事もこなせなかったのはつらい。


5戦連続ポイントは見事だが如何せん決勝がイマイチで結果が微妙・・・ルノー時代中盤から見せた決勝も予選も速い彼をまたみせてほしいところである。でないとシート確保が難しくなってしまうだろう。


フェラーリはインテルラゴスや鈴鹿は早い可能性があるためコンストラクターズ3位争いは微不利といえるかもしれない。