私の住んでいる市は毎年11月第1土日が祭礼になっている。前に話した施設も同じ市内にあり、子供たちも毎年祭りに参加したりする。各町内(区と呼んでいる)が山車を持っていて、市内を練り歩きながらお囃子や踊りをする。他の区とすれ違った時は「競演」という名の競い合いをする。駅前は昔ながらの出店が並ぶ。学園の卒園生たちは大人になっても祭礼の時に集まる子も多い。
私は市内に住んでいるため、病気わかる前は親しい子供とその時に会って飲んだりすることもあった。前にも言ったけど、病気をカミングアウトするのが1番しんどいのがこの卒園生たちでした。

去年話した卒園生、1年前に会うのを待ってもらっていた子。去年は郵便ポストにお土産が入れてあった。

私は去年より明らかに悪くなってるし、もっと本当は会いたくない。でも、元気な私を残したいとか、変わりゆく私を見せたくないとか、みんなみんな私のちっぽけな気持ちなんだよね。去年「自分は子供みたいなものでしょ。俺の子供は孫みたいなものでしょ。病気になって、子供や孫に会わないなんてしないでしょ」と言われ、寝たきりでも話せなくてもいい、とにかく会いたい……と言ってくれていた。悩んで今年は家に寄ってもらうことにした。6年前まで毎年会っていた子、家族で来て食事したり、家に泊まったこともあった。

今年も家族3人で来てくれて、泣きそうになりながらハグして、たどたどしいけど、しばしみんなで話をした。奥さんも苦労してきた子で、飾り気のない正直なホントにいい子です。息子も高一で、毎年ついてきてくれている。 



会えて少しだけ気持ちが軽くなりました。

素敵なお花をもらいました✨