エレクトーンファンの皆さん、2026年1月21日についにエレクトーンの新モデルが公開されました。

昨年10月ごろに「来年春に新しいエレクトーンが出るみたい!」という噂を聞きつけてから3か月、ステージア歴代シリーズを弾いてきた私としては、これ以上に何の進化があるのか、期待を膨らませながらこの日を楽しみにしてきました。

ここでは、ざっと詳しく知りたい方のために、最新シリーズが今までのエレクトーンと違う点をご紹介します。

画像はヤマハ公式サイトにしかなく無断転載できないので、すみませんが公式サイトも合わせてご覧ください。

 

 

 

<ラインナップ>

まずはラインナップのご紹介です。

①ELS-03G ②ELS-03X ③ELS-03XR ④ELS-03XF

 

4種類、①②はカジュアルモデルっぽい持ち運び可能モデル、③④はステージモデル。

大きくは、①が「クラスG」、②③④が「クラスX」です。

大きな違いは鍵盤の種類。①にはペダルアフタータッチ、ホリゾンタルタッチ、新機能のポリアフタータッチがありません。また、VA音源もない。

①②はカジュアルモデル的な見た目で持ち運び可能、③④はステージモデルで持ち運び不可能です。

②③はカスタムモデル相当で違いは持ち運べるかどうかだけ、④はいわゆるプロフェッショナルモデルです。

 

自宅用なら①か②ですね。①でも機能は十分だと思います。

色はカジュアルモデルの雰囲気があり、黒多めの白黒カラーです。

重さは①②が約75kg、③が約100kg、④が約120kgとなり、02とあまり変わりません。ELC-02(カジュアルモデル)と①を比べると、スピーカーがある分、①のほうが20kgくらい重いです。

 

<特に大きな変更は何?>

発売日は今年2月ということで、まだまだ触れる機会もないし、公式サイトを見てもすべての仕様が分かるわけではありません。

ここからは速報的に、新モデルの公式ページやすでにアップされている取扱説明書(基本編)を見ていて自分が「これは今までとは違う!演奏が変わりそう!」と感じたポイントを順位を付けて書いていきます。

取扱説明書はまだ基本編のみで、詳細編は公開されていません。

https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/8/2927358/ELS-03_owners_manual_basic_Ja_B0.pdf

写真はヤマハのページをご覧ください。

 

0.印象

おおざっぱに01シリーズや02シリーズと比べた印象ですが、

  • 最新のキーボードにある機能や今まではキーボードにしかなかった機能をたくさん追加して、よりライブ向きになった
  • 下鍵盤が49鍵→61鍵になり、センサーが高度化して鍵盤だけでできることが増えた
  • 操作しやすくなった
  • 個人で弾いたり配信したりするためにあるとよい機能が充実した

といったところです。

一方で、1バンク16個のメモリー×5つ=1ユニットといったメモリー関連やUSBを記憶媒体に使うところなどに変更はありませんでした。

 

1.「ライブエクスプレッションコントロール」の追加

今までのエレクトーンELSシリーズだと鍵盤の左上と右下がぽっかり空いたのですが、そこが埋まりました。

今までのエレクトーンって、エクスプレッションペダルでの音量操作を除いて、一度レジストを設定したらそれに沿って演奏するという流れが普通だったんですが、この常識が変わりました。ステージキーボードのように、たくさんあるノブにピッチ・ビブラートの周波数などいろんな値を紐づけて手で変更することができるようになりました。

加えて、今まで機能の決まっていたエクスプレッションペダルやセカンドエクスプレッションペダルにも、ほかのいろんな値を割り当てることができるようです。

まさかエレクトーンがキーボード寄りになるとは。でもこの機能、ポップスとかロックのソロを弾くのにはとっても使える機能だと思います。すばらしい!

あとこのコントロールのすぐ上には横長のディスプレイがあって、それぞれのコントロールに何を割り当てられているのか見えるのはいいね!

 

2.鍵盤数が全モデル共通の上49・下61に

これも地味にでかい。

今までのエレクトーンって、プロフェッショナルモデルを除いて上下ともに49鍵で、クラシックでピアノ多めの曲を弾くときとかに鍵盤が足りなくなることがまあまあありました。あと右手で主旋律弾きたいときにもちょっと困ってた。

下鍵盤がよくあるキーボードと同じ61鍵になったことで、この問題がだいぶましになります。

 

3.音の種類がほぼ倍増

音色数を02と03で比べると、

 02:986のAWM、94のVA

 03:1697のAWM、94のVA

リズムパターンは

 02:634

 03:1009

となっています。レジストレーションメニューも拡充されます。どんな音色が増えるかは公式情報がありません。

スーパーアーティキュレーションボイスのアーティキュレーションのバリエーションは02では2つでしたが、03は最大3つになるようですので、1音色あたりの情報量も増えそうです。なお、AWM音源のエレメントは8つで02シリーズと同じです。

すでにYouTubeに公開されているパフォーマンス動画を見ると、新しいボイスやリズムが垣間見えますのでぜひどうぞ。

 


4.新登場「ポリアフタータッチ鍵盤」

今までのエレクトーンにも搭載されていたアフタータッチは、全ての音の音量が一斉に上下するものでしたが、今度からは各鍵盤で感圧してくれます。片手だけで主旋律と和音を弾く場合に、主旋律だけ強く弾くなどもできるようになります。

また、アフタータッチの効果を音の強弱だけでなくほかの値の変化にも割り当てることができるようなので、シンセ系で音色を変えるなどよりかっこいい表現ができそうです。

なお、最下位モデル(Gシリーズ)にはありません。

 

5.フットスイッチを最大2つ接続可能

ステージキーボードと同じく、フットスイッチを別に2つ繋げて、サステインをかけたりボリュームを変えたりできます。

エクスプレッションペダルとニーレバーだけでも十分ですが、ピアノ多めの曲とかだとフットスイッチでサステインON・OFFを操作できると便利かも。

 

6.ボコーダー機能導入??

マイクで入力した音を音源としてキーボードで弾いた音階で鳴らす、「ボコーダー」機能が新搭載されていそうです。これも一部のキーボードにはあったけどエレクトーンに導入されると思っていなかった機能です。

YouTubeのデモ動画に、マイクで歌って機械のような音声を出しているものがありました。

楽しそう!合唱パートを自分で歌ってハモったり、セカオワのドラゲナイとかもできるかな?

 

7.キーボードパーカッションやリズムで、オリジナルの音源ファイル(.wav)を割り当てることができる

今までのエレクトーンでは、予め用意されたキットの中から音を選ぶしかなかったのですが、

これからはそれで満足できないときに、自分で作った音源を導入することができそうです。

03シリーズにどんな音のラインナップがあるかはわからないけど、

米津玄師のLemonの「ウェッ」を入れたいときとかリバース系の音色を入れたいときとかに重宝しそう。

 

8.シーケンス画面が一新

詳しくは取扱説明書を見てほしいのですが、

今までのシーケンス画面ではリズムを組む画面とレジストを組む画面が別々で、慎重に頭の中で小節数を数えないとリズムとレジストがずれてしまうということがあったのですが、03では同じ画面でリズムとレジストを組むことができます。

しかも、楽譜のように小節ごとにリズムとレジストがどこで何に設定されているかが表示されるので、設定が楽になりそうです。各リズムが何小節分の繰り返しになっているか表示することもでき、「あれ、このリズムって2小節繰り返しだっけ?4小節だっけ?」となることも無くなりそう。

 

9.テンポ・ビート表示がメイン画面の右側に

今まで左にあったテンポ表示が真ん中にやってきました。ELS-02シリーズのときはメイン画面の中で確認することも多かったけど、真ん中だと見やすくていいね。

 

10.画面レイアウトが近代化、大型化

01シリーズと02シリーズはほぼ同じデザインでしたが、03では配色が寒色系から暖色系へ変更され、デザインが新しくなりました。画面も7インチから9インチに大きくなり、画素数も約2倍に。

そのため、一つの画面にある情報量が増えていて、便利になっているのではないかと感じます。大まかな配置は変わっていないようですが、最近のスマホにあるようなトグルボタンなど、新しい部分がけっこうあります。

なお相変わらず、感圧式ディスプレイのようです。2点タッチはできない模様(需要ないか)

 

11.オーディオインターフェース機能が搭載!しかも接続端子はType-C

USBケーブルでつないでデジタルのままPCやスマホに録音できそうです。

しかも接続端子はType-C

出力の音質は44.1kHz、24bitで固定のようです

 

12.マスターEQ(イコライザ)機能登場

今までのエレクトーンにはマスタリングEQがありませんでした。ついに登場です。

コンサートなどでミキサーに繋ぐような場面では使わないですが、自分で弾きたい!YouTubeに載せたい!というときにはこのエレクトーンだけで重低音強化など音質調整もできてしまうので楽しそうです。

 

13.スピーカーの音質が良くなる?

公式サイトの特徴紹介には「演奏者に一番よい音を届ける音作りと音響設計。音に包まれることで音楽への没入感を生み出します。」とあります。決してスピーカーの出力が大きくなっているわけではありませんが、01や02ではモニタースピーカーからは軽い音しか出なかったのが、03ではしっかり音が出るようになるかもしれません。

 

<現段階で分からないけど気になること>

1.バイタライズはできなさそう?泣

下位モデルはカジュアルモデルっぽいデザインでスタンドや椅子の形もカジュアルモデルと見た目は同じなので、キーボードだけ売ってくれないかな?とも思うのですが、メインユニットにスピーカーが付いた関係で、果たして今のELC-02のスタンドが耐えられるのかどうか…

ヤマハさん、バイタライズ可能と言ってくれ…!

 

2.リズム編集画面はどうなるか?

シーケンス編集画面はかなり使いやすくなっていそうなので、リズム編集画面もタイムライン表示や楽譜表示ができるようになるなど使いやすさ向上に期待です。

 

3.増えた音色は何?

和楽器やリバース系の音色が増えてほしいなと思います。巷ではインドの楽器が増えるなんて噂も。

 

4.価格が高い

一番安いモデルでも82万円になりました。どんどん手が届かなくなっていきそうです。

 

 

 

以上、ざっと変更点や感想を列挙してみました。

皆さんも、03シリーズについて、気になること、もう弾いてみたよ!などコメントお寄せください!

一緒に03シリーズに触れられる日を楽しみにしましょう。