2022.09.21.（水)
【聞いて欲しい人と答えが欲しい人】
私の周りには、時々愚痴やとりと
めのないない話をする人がいま
す。
かと思うと、何らかしらの答えを
欲しがる人もいます。
その点から、人って心を患ってい
て誰かに話したいときって、大き
く分けて、ふたつのタイプがある
ように思います。
上述したように、
ひとつは、聞いてほしいだけの
人。
ふたつめは、解決策を求めてい
る人。
・・・・・・・・・・
聞いてほしいだけの人って、どん
な人でしょう。
おそらく、淋しい人なんじゃないか
と思います。
コロナの蔓延故に、SNSやネット
の普及に拍車がかかり、コミュニ
ケーション手段が多様化される
一方で、リアリティの中での関係
が希薄になりました。
人間は、ネットなどで顔を見て会
話して、意思疎通ができていれ
ば、それですべて満たされる訳
ではありません。
実際に会って、お互いの息遣い
を感じて、その場の情景に共感
して、言葉にならない感覚や感
性を共有して初めて、心の中に
温かいものを感じるものです。
恋人同士ならば、実際に会って、
上記に加えて、触れ合って抱き
合って、お互いの愛情を感じて、
心が満たされるものです。
ある意味、子供が母親から愛情
をもらうのと同じだと思います。
本当の友達関係さえ構築しにく
いネット環境下で、それをさらに
発展させて、信頼関係や男女の
交際へと持っていくことは難しい
のかも知れません。
ただ、やり方ひとつでどうにでも
なると、私は思っていますが。
話を戻しますが、そのように、上
手に人間関係を構築できない
人にとっては、ネット環境やSNS
は、寧ろ社会からの疎外感を感
じることもあり、それだけが原因
ではないにしても、何らかしらの
孤独感を感じている人が多いよ
うに思います。
なので、聞いて欲しい人とは、孤
独な人が多いのかも知れません。
その孤独を作り上げている原因
が何かは、ここでは触れません。
・・・・・・・・・・
ふたつめの、解決策を求めてい
る人＝答えが欲しい人ですが、
はっきりとそのようにアピールし
てくれたら、策を練る準備もでき
るのですが、それとなく、
「なにか言ってくれないかなあ」
だけでは、気持ちは通じません。
また反対に、聞いている方も、表
情や仕草、声の抑揚や会話の途
切れ方などから、それを感じて、
聞いてあげることも必要です。
いずれこの場合、感情を表現する
ことが最大のポイントです。
・・・・・・・・・・
「聞いて欲しだけの妻に対して、答
えを出したがる夫」
とかいう感じのタイトル本を、どこ
かで見た気がしますが、その辺の
男女の思考回路の差はさておい
て、今の世の中では、淋しい人が
すごく多いように感じます。
それと同時に、だからこそ、ちょっ
とした気持ちを、明確に鮮明に伝
えることが重要だと感じます。
そして、繰り返しになりますが、
SNSやネット、もっと言うと、電話
で意思疎通をはかるのではなく
て、状況が許すようであれば、ど
んな些細なことも、実際に会いに
行って、顔を見て伝える方が絆
が深まることでしょう。
大切な人であればあるほど、実
際に会って、気持ちを伝え合うこ
とをお勧め致します。
・・・・・・・・・・
話が横道に反れちゃいそうなの
で、もとに戻しますが、世の中に
は、聞いて欲しいだけの人と、答
えを求めている人のふた種類の
人がいるように感じます。
ウチの生徒をはじめ、誰と話して
いても、今回はどちらのタイプなの
か、わからないことがあります。
会話の中から見極めて、ニーズを
つかんであげたり、少しでも疑問を
感じたなら問いかけたり、少しでも
賞賛できることがあれば褒めてあ
げるような、意思表示を常に心が
けることによって、誤解を回避して、
より関係性が深まるものと思いま
す。
大切な人であれば、なおさら。
・・・・・・・・・・
私の志は、世界人類の、生き甲
斐の想像です。
今日一日が楽しい一日になるよ
うにお過ごしください。
笑って過ごすように、努力しまし
ょう。
みなさんが毎日1㎜でも、幸せ
に近づけることを、心から祈って、
これを書いております。
最後までおつきあい下さり、あり
がとうございました。
★おわり