手術室に入ると先生が
「あれ?点滴してないの?」と。
え
なんだ…もしかして看護師さん忘れてたのかしら
で、手術室の看護師さんがどうやらまだ新人さんだったようで、慌てて点滴用の針を刺そうとしたけど手間取ってたら、先生がそれを奪い、左手の甲にブスッとやってくれました
前回の手術では先生と研修医の2名だったけど、今回はなんと!いつもの先生+手の外科専門の先生が現れたではないですか
最初に病院に行ったときに聞いていた手の外科専門の先生…診察をしてもらうことはなかったけど、手術に参加してくれるのは物凄く心強かったです。あ、別にいつもの先生だけでは不安とかそういうことではないです。
例によって脇の下から手の神経を狙って伝達麻酔。でも今回はなかなか前回のような強いビリビリ感がこなくて、手先の感覚が残っていました。結構脇の下を針でグリグリ探し続けてもイマイチ効いてこなかったので、手の甲に注射で麻酔を追加してスタート。
マイクロスコープという、双眼鏡つきめがねみたいのを2人の先生がつけて、いつもの先生は頭側に座って執刀、手の外科専門の先生は足側に座って指先を持って指示を出す…そんな感じでした。
頭から布を掛けられているので、何が行われているかは全く見えないんだけど、先生がしきりに
「7番ちょうだい」
ってのを連発していました。一体7番て何だろう???と考えていたのですが、どうやらメスの隠語のようでした。「全然切れないから換えて!」って言ってたし
切って、中の様子を見ながら先生がボソッと
「凄いくっついてるなぁ。。。これじゃ曲がらないわけだ」
そうつぶやいていたので、やっぱりリハビリを続けるよりは手術を受けてよかったのだ!と自分に言い聞かせつつ、布の下から何が行われているのか聞き耳を立てていました
7番(≒メス?)を何度も何度も交換しながら、「おかしいなぁ」とつぶやく先生。どうやら思うように癒着が剥がせないような感じでした。結構長い時間かかった気がします。
そこで手の外科専門の先生が「そっちやってみたら?」と指示。で、その指示に従って切ったらどうやら変化があったようで、「あーいいですね!」と。
ようやくゴールが見えてきたせいか、そこから一気に先生たちはリラックスモードになり、縫合とか後処理に入ると雑談が始まりました
「先日救急外来の同僚から、おまえんとこの新人が毎朝見に来てるぞーとか言われましてね、ほんとあいつ変わったヤツですよね~」
なんて、手の外科専門の先生(上司)に一生懸命気を遣って話とかしてました(笑)
手術も上手くいったみたいだし、まーいっか
すると突然頭から全身に掛けられていた布がめくられて、既にすっかり処置が終わって包帯が巻かれた右手を持った先生がニコニコしながら立っていました。
で、おもむろに今切って縫ったばかりの小指をグイ~っと曲げて
「ほら!こんなに曲がるようになったよ!」と。
見てみると…なんとほぼ90度まで小指が曲がってる
「うわぁ~凄い
」と思わず歓声を上げてしまいました
先生もとっても満足そうにニコニコしながらこう言いました。
「で、僕明日(金曜日)は他の病院に勤務する日でいないから、明後日消毒に来てね」
え
またいないんですか
まぁ仕方ないんだけど
そして例の新人風看護師さんが点滴を抜き、しばらく座って休んでから病室に戻りました。
手術後のことについてはまた次回書きたいと思います