年末年始休暇を利用してチェンマイへ帰省した。今年は昨年より2日多い7連休だったが、遊び過ぎもありあっという間に終わってしまった。帰省中の私のミッションはたった1つ、16枚のカーテンを洗うことだけ。年に3回程チェンマイへ帰るがその時は必ずこのミッションを遂行することにしている。残りの予定は全て夫のアレンジにお任せしたのだが、お陰でゆっくりと命の洗濯をさせて貰った。

 

 年越しは郊外のリゾートで1泊、その後更に車を走らせ山頂のバンガローで新年を迎えた。

リゾートは広大な敷地を実に贅沢に使い、宿泊施設はコテージ5棟のみ。庭の至るところに可憐な花が咲き、部屋のテラスに出ると水牛が草を食む光景が見られた。にわかリッチの気分を堪能した後はチェンダオの山頂へ移動。温水シャワーも電子機器を充電するコンセントもない部屋は前日との落差が激し過ぎるが、しばしSNSとは距離を置き前方に広がる緑を見ながらくつろぐのも悪くない。小さな村には美しい刺繍を施した衣装に身を包んだ村人が往来する。地元の人の数を遥かに上回るであろう観光客がどっと押し寄せカウントダウンの時を待つ。「よそ者」であることを十分に自覚し誰一人騒がない。深夜12時を告げる数発の花火のあと、「新年おめでとう!」と叫ぶ声が響いたのはわずか10分程度で再び漆黒と静寂が戻った。

 

 何てことのない休暇だったが、家族で美味しいねと言いながら食卓を囲むことが出来た。

そしてこれこそかけがえのない幸福であることに私は最近やっと気づいた。

 

 2018年も不定期にブログを書いてきます。サボってばかりですがよろしくお願いします。

 

 皆様にとって笑いに満ちた1年となりますように!