監査法人の変更理由は、概ね以下のいずれかに集約される。
親会社の会計監査人に統一。グループ監査の重要性が増しており、親会社監査チームは子会社監査チームとの密な連携が、要求されている。親会社監査人からは、同一ファームで監査を実施することで、効率的かつ効果的な監査が可能という説明容易な理由があり、監査人側からクライアントに監査人変更をお願いするケースである。親会社監査人と子会社監査人の監査法人が異なる場合、子会社監査人は常に会計監査人変更のリスクにさらされている。そのように危機感を持った状態であるがゆえに、効率的な監査を心がけたりしている。
監査報酬を少しでも安くするため、監査人を変更。J-SOXが落ち着きを見せているが、監査報酬の逓減はほとんどなかったりする。監査法人の肩を持つと、J-SOXが落ち着きを見せたが、要求される監査の水準が上がってきており、手間が減っていない実情がある。だが、そのような実情はクライアント側では、理解しがたいことであり、高止まりする監査報酬にいら立ちが募っているケースは多い。
監査リスクが高くなったため、既存の監査法人がリスクを負うことができなくなり、リスクを取りがちな中小の監査法人に変更。
担当する監査法人の責任者または現場責任者に不満を持ち、より良いサービスを受けるために監査法人を変更
今まで営業が国内中心であったクライアントが、海外に進出することになり、従前の監査法人では対応できないサービスのニーズが生じた場合。
自社に置き換えて思い当たる節はありませんか?
監査法人変更を少しでも検討していれば、気軽にご連絡ください。何かしらのお役には立てると思います。