ピアニストになることを急ぎたくない私の話 | ドイツ暮らしの情報

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ドイツで音楽の仕事などしてる大阪人です。

生活や音楽や、
海外に興味のある方に向けての情報、またはただの呟きに付き合って下さる方との繋がりを求めて、こちらでの暮らしの様子を綴ります。

こんにちはー流れ星照れ流れ星




一昨日クリスマス休暇から戻ってきて、
昨日から練習の日々を再開しております!


出向いた先でも有難いことにピアノを弾かせてもらっていましたが、




やっぱりいつもの練習室で
落ち着いて誰にも聞かれず練習にどーっぷり漬かり、
アナリーゼをムンムンするのは、


音譜私とピアノだけの時間音譜

という感じで嬉しいですね~ドキドキドキドキ
(世の中には千差万別のピアニストがいますが、私は一人で引きこもり練習love派なのですね。)

皆さんは何派ですか?お願い





そんな私は思うのです。 

あぁ、、この音楽とピアノと向き合う時間で人生の大半を占めるような人生を送れればいいな、、ラブラブラブラブ




あぁ、、何故ピアニストや音楽家になるのに急ぐ必要があるのか、、私は急ぎたくない、、まぁこの時間が長く続いてくれるのならばそれで万事おけーなのだ、、、←





みたいな思惑であることに
気づいた今日であります。




ここを自分を省みる場にするのは
果たしていいんだか悪いんだかというところですが、

このブログを始めて気づいた点の1つですが、どうやら私はとてもオープンな性格なので、
なのでここでこのタイトルに至った訳を
またつらつらと書かせて頂きますね音譜



周りを見渡すと、有難いことに本当にたくさんの素晴らしいピアニストとお知り合いになって。


どの方もそれぞれのやり方でピアノや音楽と向き合い、それぞれの方向性を持っていらっしゃる。



ざっくり2015年の私はというと、
色んな音楽の編成やジャンルに矢印がいくものの結局クラシックピアノソロに戻ってくる、いわば、

"ピアノソロ×時々家出目タイプ"

みたいな一年だった。




しかーーし、

私は気づいてしまった。
(というか、占い師みたいに勘の冴えるピアニストの友人に言われて気づかされた。)

友人曰く、私は本当はじっくりコツコツ1つのことを磨くタイプなんだそうで。



毎日、こう、職人のようにね、


コツコツ繰り返したり、
じーっくり眺めてみたり、
ガリガリ練習したり、
モンモン考えてみたり、
ふんふん何か発見してみたり、



そんなことをして1つの作品を作りあげたら、すごいものができるタイプらしいのね。(なんだろうそのタイプ分け)

で、私はそんなことするのが好きな自分は
自分でも知っているし、私の中にそのやり方をしろって言ってる自分も自分の中に感じてはいるのです。




ただ、他の様々なピアニストを見るじゃないですか。
そうすると、良くも悪くも感化されてしまう私も居るのです。

問題はここ。


その方々を見ていて、

あ~今の私のやり方だけじゃちょっと物足りないんじゃない?

とか感じてしまう自分がいるのです。
だから今年は色んなことを勉強したくて、音楽家として色んな魅力をつけていきたかったんだと思う。



レストランの仕事ではラウンジ音楽を弾き、

もっとうまくなりたくてジャズを勉強したくなってみたり、

インターナショナルスクールに通う高校生の生徒の課題とはいえ、作曲のレッスンをしているので勉強してみたり、


友人とリトミックのレッスンをしているためちょっとリトミックの勉強をしてみたり、

別大学の歌の伴奏の仕事だったり、

定期的に入る病院や老人ホームでのデュオコンサートで毎回違うプログラムギリギリで組んだり、


ドイツ人の音楽学校で教え始めたり、


講習会受けたり、
国際コンクールの準備したり、

もちろん大学のレッスンにはなるべく新曲を持ってって、

3人の教授にレッスン受けて。

あ、4人の時もあって。




ってブワッとやってて心にある問題が宿った。


それは、、









あなたは何か、スーパーマンになりたいんですか???

真顔(ドドンっ)









答えはもちろん、違います!!

私はねぇ、、、





素晴らしい音楽家
なりたいのです!!アップアップアップ





私がバタバタこの一年を過ごしている間、心の声は何度は乱れておりました。



11月あたりになってやっと思い出した。
私は器用じゃない、いや、むしろ
超不器用なんだって。。滝汗


でね、私のんびりしてるから、
急いでも1つ1つこなすのには
多少なりとも時間がかかる訳で、
神経も体力も使う訳で、

1日の中で最高に頭が冴えてる時間も
そんなにない訳で、
それを何か別のことに使って、
余力で練習したって大した成果は
生み出せないということな訳です。

あくまで私の場合です。

いくら憧れのピアニストや音楽家がいても、自分がそこに費やすエネルギーと時間が作れないなら、そこに到達できっこない。

はー私のアホゥ。チーン



音楽家になりたいならさ、
毎日をどっしり構えてないといけないんじゃない?

忙しくしててなれるもんじゃあないんじゃない?




どっぷり、
音楽とピアノと向き合って、
あーだこーだ楽譜みて、
アハッって発見したり、
何回も一音弾いて、
音をピカピカに磨き上げるのとか。



そんなのって本来私の得意とするところじゃないか。

なのに音楽家になるための時間を
関係ないことや人に費やすなんて、
バカみたいなことなんじゃない?

って良くできた人なら早急に気づくところですよねゲロー(←これ使うの二回目)







さて、これは私の生きる癖なんですが。


いつも、なんかね、こっちに行ったらすーっといけると思う方じゃなくて、
楽じゃなさそうな方を選んでしまうんです。コレはねぇ、昔からの癖なんです。



この道は私の得意な道だから、
この道を歩んでいけば楽な方だから、、

だからそっちには"進まない"。

それが私の癖なんです。
バカなんです。笑



でも、
せっかくの私の人生だから、
素晴らしい音楽家には感情豊かな人生経験が必要だと思うから、
それを学べると思うことには手をだしときたいんです。
なんだか難しそうでも。

ジレンマはあるんですが、
なんかリスキーな方が好きなのです。

だから知ってるんです。
人より理想にたどり着くのに
むっちゃ時間がかかるってこと。




でもとりあえず向かうんです。
素晴らしい音楽家に向かってはいるんです。

ただ急ぎたくないんです。


気軽に、有難い気持ちで、
色んな感情を味わいながら、
長~い目で生きてたいんです。


音楽家になるって決めてるから、絶対いつかなれる。


だから迂回しながらでも、
受け入れたり手放したりしながら、
いつかは最高のものを提供するのです。


ぐふふふ





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今日も地球は最高の贈り物をくれるのですから、、









みなさまの一年はいかがでしたか?

色々あったけど、、
とりあえず呼吸してますでしょう。
とりあえず一年前より前に進んでいるでしょう。
不幸なこともそれはそれで経験値が上がっている訳で、後退してると思ってもしようがない訳ですよね。



皆様が、この一年の自分の行いやら思考やらをぜーんぶ許してあげてチュー

その代わり自分に、
前へ進めーー!!アップアップ

ってエールを送れますように。



いつも読んで頂いてありがとうございますラブラブ

来年も、こんな私ですが宜しければ
どうぞよろしくお願いしますキラキラ照れ