Diary of a change seeker♪
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2012/1/23 Day 1,633



米コンサルティング・ファーム「タワーズワトソン」の従業員を会社に引き付ける要因に関する調査報告によると、「シンガポールで最も重要とされたのは「指導者」で、「キャリアを積む機会」がこれに続いた」、とのこと。


従業員が会社首脳に求める資質で上位に挙げられたのは「信頼できる存在」(回答率67%)、「他人の幸福を気遣う」(61%)など。



当社のあるクライアント企業の従業員は、なんとほとんどが20年以上同社に勤めている。
管理部門のスタッフも、技術部門のスタッフもみな長期間その会社で勤めており、30年以上という人も珍しくない。


日本だとそうでもないが、離職率の高いシンガポールでこの勤務年数は驚きだ。


この会社は日系企業のシンガポール法人だが、この会社に限らず、監査法人時代も含めて数十社訪問したシンガポールの各国籍の企業のなかでも、日系企業には長期勤務の人が比較的多いと思う。


何人かに「なぜ、そんなに長くこの会社に働いているの?」と不躾な質問したことがあるが、「経営者層が信頼できる」と答えた人が多かったのをいまでも鮮明に憶えている。「誰がいくらもらってる」「どの会社だといくらだ」「どのポジションだといくらだ」など、給与額の話とジョブ・マーケットの話ばかりをするシンガポールの従業員のなかにあって、「経営者層が信頼できる」という理由で数十年も同じ勤務先で働き続ける現地の従業員の回答には本当に驚いた。


それはきっと日系企業には人を大事にするという社風があるというポジティブな評価と受け取っても良いと思うが、一方で、経営幹部候補者などのハイエンドの人材には日系企業は不評なのも事実。


日系企業の場合、現地法人の経営者は日本本社からの出向者に限定されており、現地人にとっては、昇格と裁量が限定的である。つまり、日系企業は日本でそうであるように、新卒を採用して人を育てる環境を用意するのは得意な半面、自分達ばかりが主導権を握ってしまい、いつまでも現地化できないのね。



少し話を戻すと、シンガポールの従業員が「指導者」を会社に引き付ける要因に挙げているのはちょっと面白い。日本での同様の調査なら、きっと「職場の人間関係」や「仕事のやりがい」などが挙げられると思う。



給与や条件面での話ばかりしているが、実は、シンガポール人の従業員は「従順」なんだ、と僕は結構思ってる。



前職の時から感じていたんだが、彼らのコミットメント能力はなかなか侮れない。
監査法人時代はプロジェクトベースで仕事をしていたので各プロジェクト毎に離散集合を繰り返し、数百人以上の現地人と一緒に仕事をした。その中で、プロマネ、パートナーの指示は絶対で、みんなあまり四の五の言わず(いや、結構言ってたかも・・)、でも与えられた仕事は毎晩毎晩2~3時になりながらも必ずコミットして終わらせてきた。


きっとそれはこの国の政治体制にも依るんだろうけど、良くも悪くも「トップダウン」なやり方に慣れているのだ。


だから、指導者への依存が意識の中で肯定されるが、もちろん悪い指導者への抵抗はある。
よって、「信頼できる指導者」、「他人の幸福を気遣う指導者」の存在が彼らを会社に引き付ける要因に挙がるのだろう。



がっしりした太い腕でぐいぐいと引っ張ってくれる良き指導者がいれば、彼らにとっては意外とお金はその次でいいのかもしれない。いや、分からんが、、、そうだといいなw。


ま、とにかくっ、人から信頼を勝ち取るのは大変だが、それができれば物理的な現金よりも感情的に従業員を惹きつけておける。経営者的にはそっちのがコスト的にも安いしね。




良き先生に。じっくり時間をかけてこそ達成できるプロジェクトだけど、いまそういうプロジェクトがひたひたと自分の中で始まろうとしてます♪







2011/12/31 Day 1,610



更新チョー久しぶりですが、お陰さまで忙しくしております。
プロジェクトの増加とともに、6月にシンガポール人をひとり雇用、そして来月からは監査法人時代の香港人元同僚も参加。
新しいスタッフが増えるたびに会社の未来図が広がるようで、かなりワクワクします!


一方、シンガポールは離職率が非常に高い。
賃金の向上やより良い職場を求めてジョブホッピングが頻繁に行われる。
統計局発表のシンガポールの2011年9月の失業率はなんと2.0%!
もはや完全雇用ッ。
求人中のポジションも多く、より良い条件のポジションがあれば、みんなどんどん応募する。


応募者はシンガポール島内に限らず、東南アジアの周辺国の求職者もシンガポール島内の求人情報をチェックしている。インターネットで一ヶ月も求人広告を出すと、およそ100件近くの応募があり、その1/3ほどはフィリピンやミャンマー、インドからの応募者というように、賃金の高いシンガポールでの仕事を周辺国の求職者たちも探している。


いずれにしろ、技能や経験の習得、クライアント・コミュニケーションを考えると、腰掛け的に職に就き、ジョブホッピングを繰り返す候補者のスクリーニングが面接時の大きな仕事だ。


それにしてもこの離職率の高さは、生産性の低さへとは繋がらないのか?
普通は転職の際には、会社としては効率が一時的に落ちる。
引継の際に余分な時間やコストなどがどうしても発生するし、引継者がいない場合は作業が停滞することだってある。エンジニアやプロフェッショナルなどの技能職ほど、どうしても退職者の穴埋めの時間/費用コストがかかるはずだ。


翻って考えると、日本の生産性と効率性の高さはきっと長期雇用の恩恵が大きいんだろうなぁ。


しかし、こんなに離職率が高く、流動的なジョブ・マーケットを有するシンガポールの一人当たりGDPは日本のそれよりも高い。



これはなぜ?


恐らくシンガポールの経済構造に多分に影響されているのだと思うけれど、この国には一次産業がない。
二次産業はあるが、年々減退傾向にある。もっと労働コストの安いタイやインドネシア、ベトナムに工業がどんどん移管されているからねぇ。。
つまり、離職率が高くても、そもそも技能の継承が必要な産業分野に就業している人が少ない。
そして、三次産業の中心サービスが金融である。
つまり、GDPの算定に影響を与える最終財・サービスへの支払い対価が他国のそれより大きいのだと思う。


これは一人当たりGDP世界一の国がルクセンブルクということからも立証できそう。



サービス業中心の産業構造だから、ジョブホッピングが多いとも言えそう。


いずれにしろ、我が社もサービス産業だ。
代わりはいるだろうけど、やはり社員には長く勤めて欲しい。
それがクライアントへ提供するサービスのクオリティに影響を与えるのだから。
そのためには、会社自体が社員にとって働く価値がある場所だと思ってもらえるようにならないと。



なるほど、ここまではほとんど一人でやってきてたけど、来年からはいい職場作りについて考えようかな♪



2011/7/11 Day 1,437



ここんとこちょっと忙しくて、テンパってました。
てことで、インプットもアウトプットもロクに時間とれず、結局ブログもまた旅日記てことで、、




またまたマニラ行ってました。。


しかし、ここの仕事はいつ行っても難しいなぁ、と思う。
フィリピンに限らず東南アジア諸国に言えることなんだけど、占領をされていた歴史も長いことから地元民がみんな上の人の顔色を見て仕事をしている、結果、自分達で考えて行動するという習慣があまりない。


例えば、フィリピン人に「ここは違うから、ここはこうだから」と叱るとシュンとした顔して、話を聞いてはいるが、それは自分が犯したミスに対してではなく、上の人(言い方悪いが言ってみれば、占領軍)から怒られた部下(奴隷)が事なきをえるためにその場しのぎために黙っているようにみえてしまう。


自分で物事に対して考えて、計画をたてる、実行する、それをチェックするということが自主的にできない。


数字をチェックすると、間違いが多いので、なにを実行しているのかをチェックしないといけない
実行時点で間違いが多いので、こっちで計画まで考えないといけない
計画を考えるためには、ビジネスの理解が必要なので理解を進めないといけない

数字をチェックしに行くと、結局こっちで全部用意しないと仕事が進まない、ことになる。



PDCAサイクルのP(Plan)が自分達でできないから、結局D(Do)もおなざりになり、その場その場のやっつけ仕事になる。C(Check)も何でチェックをしないといけないか理解していないから、チェックの仕方がそもそも間違っている。A(Act)まで辿りつけない・・・


要は「Why」という何をしているかに注意をそれ程払っていないから、間違っていたら改善する、という習慣がついておらず、目の前の作業が質の低いルーティンになっている。


いっそルーティンと割り切るなら、ガチガチのシステマティックにしてHuman errorの可能性を極力排除するしかないんだよね。
それはそれでもちろん有力な解決策だけど、これじゃ人財育たないわぁ・・



トレーニングとかじゃ突破できない、大きな大きな壁にぶつかってる感じ。
これは彼・彼女らの意識、社会全体としての意識、国全体の意識改革にかかっている気がする。

て、問題がでかすぎるわw。



やっぱり、教育は国の根幹だね。
正直、フィリピンへ留学に行ってる人達の理由がまったく理解できない・・・




2011/6/11 Day 1,407



なんとなくバンコクに行ってみました~♪



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タイは3年ぶりですなぁ。
それにしてもこの3年でバンコクは変わったね、シンガポールの3年間と同じくらいの成長を遂げている。
3年前はカオスの中に街がいびつに形成されつつある印象だったけれど、もはやしっかりした街である。
道は舗装され、街中のあちこちに点在していた空き地がかなり少なくなっている。
トゥクトゥクも少なくなり、その代わり車の台数がかなり増えた。
しかも、トヨタ車の多さはパない。
そして、白人も日本人もシンガポールよりも全然多い。


それにしても東南アジアの発展ぶりはすさまじいなぁ。
きっと戦後の日本もこんな感じの勢いで発展したんだろうな。



バンコクの都市圏人口は1,200万人とシンガポールの2倍以上。
東南アジアでは、シンガポールに次ぐ世界都市であり、
金融都市としても東南アジアでは、シンガポール、クアラルンプールに次ぐ第3位。
また東南アジアのハブとしても重要な地位を築いており、スワンナプーム国際空港はアジア最大規模を誇る。



バンコクの都市としての特色はなんかシンガポールとかぶるね。
でも、これはどうみてもバンコク有利だよなぁ。


単純に経済規模が違いすぎるっ。
人口はバンコクだけでも1,200万人、タイ全土では約6,640万人、一方シンガポールは約500万人である。
国土もタイの513,120k㎡に対して、シンガポールは707k㎡。
人、資源、リソース、マーケットの大きさの桁が完全に違う。


「規模の魅力」ではシンガポールは到底タイには敵わない。

ただし、シンガポール政府はその事実を良く知っている。
だからこその低法人税率であり、英語・人材教育に力を入れ、「小規模」というデメリットをハブ機能という「機能性」で必死に補おうとしている。
また、シンガポールの唯一といっていい固有のメリットもある、それは地理的条件。
海路の要所にある国としてこれをフルに活かせる海運業には政府としても優遇策を施して居着いて欲しいんだろうねぇ。


でもこの国の経済成長の天井もたぶん近いと思う。
成長が一回りし高止まりすると、次からは国としての安定性向に向かうはず。
その時にシンガポール政府はどんな青写真を描けるのか。
幸い、この国の政治家のパフォーマンスは高い。
期待はまだ持てる。



一方タイは?


いまはまだ安く豊富な労働力で外資の基に発展している途中という感じ。
ただし、成長が続き人件費の高騰が余儀なくなると外資は逃げる恐れもある。
タイがいかに国としての地場産業を生み出せるのか、今後の成長もそこにかかっているような気がする。


タイのように国土も人口もある国は第一次産業と二次産業を外資に頼らず、自国の企業で成長させる努力がより必要であると思われる。
例えばメーカーが日本の成長を支えたように、そして韓国も。
もちろんシンガポールのように情報産業に力を入れるのもいいけれど。


外国資本の投下は、受入国としては一時的なドーピングのようなもの。
一瞬の爆発力を提供するが、より安価でリスクの低い労働力が見つかればすぐにその土地を去っていく。
継続的な成長のためには、土着の企業の成長がかかせないのは中国をみても同じである。



それにしても3年前に見れなかった寝釈迦像、まじデカイっす。



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2011/5/15 Day 1,380



インドのデリー(ニューデリー+オールドデリー)に行ってみましたっ。


ま~、色々言いたいことあるけど、とりあえず熱いッッ!!!

日中45℃とか普通にその辺の岩の上に卵落とせば目玉焼きできるレヴェルでしょ?

アラスカ行ったとき夜中-20℃で、これはバナナで釘うてる♪、と思ったけど、デリーでは目玉焼きイケると思う。



今回の旅の目的はタージ・マハールと周辺の遺跡。



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それにしてもデリー。
人口的には大都会なんだが、個人的な印象では空き地も多く、土地&都市圏がだらだらと広がっている感じ。
でも都市圏のエリア面積みると、それほど広くはない。


http://www.demographia.com/db-worldua.pdf


東京が人口: 36,690,000 / エリア:3,500sm / 人口密度:10,500 なのに対して、
デリーは人口:22,630,000 / エリア:605sm / 人口密度:37,000


て、東京よりゼンゼン密度高いじゃん!
あの東京の3倍以上の密度って、どうやれば達成できるんだ?


たしかに、オールドデリーあたりでは街の路肩で寝起きしてる人やたら多かったけれど・・


ちなみに、国連のレポートでは2030年代にはインドの人口は中国のそれを超えて世界一になると予測。
人が増えると同時に都市圏の広がりもないと人口密度だけが高くなるので、都市のすそ野も広がらないといけないはず。幸い土地は広大に広がっているので、そうなるとますますインフラ重要はあるのかもねぇ。



ただインド人はどういう訳か、第二次産業が不得意そうなイメージ。(あくまで勝手なイメージだけど)


中国もそうだけど、インドも貧富の差がきっと激しいんだと思う。
恐ろしくボリュームが多い下層(この場合、財産的にも知識・経験的にも)と一部の上層の人がギア比の大きい歯車で国全体を動かしている感じ。


てことは、財産的にも、知識・経験的にも中間層のボリュームが少ないはず。


ボリューム感溢れる下層の人達の仕事といえば、低廉な人件費コストによる単純作業や非クリエイティブな仕事が主であり、一部の上層の人達の仕事は(インドの場合)、IT/ソフトウェアなどのようなサービス産業や研修者に集約している気がする。


一方、二次産業のようなロングタームでの視野が必要で、開発/製造/品質管理など総合的な知識・経験を求められる産業分野が育っていない。そしてこれは、ある程度時間にも財政的にも余裕があり、長期的に根気強くものごとに取り組めるような中間層が社会組織的に薄いからではないだろうか。


日本が製造業が強いのは、中間層が多いからなんだと思うんだよね。



デリーの場合、この人口でこのエリア面積はあり得ない。
実際問題として、土地は余っているがインフラ開発が得意ではない、できる人があんまりいないんだと思う。
ま、水もヤバいしね。
ただ、それでもいい、と思って無気力に路上で暮らしてる人が多いのには驚いたけど。



さすがは哲学の国だわ、皆なにかが超越してる、もしくは我慢強いんだろうか。


とりあえずしっかりお腹壊して帰ってきました♪



2011/5/1 Day 1,366

ちょいと用事でカリフォルニア行ってましたッ。



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ここを離れてから早10年。


「10年一昔」とは言うけれど、東京にいると3年も経てば時代が違う、シンガポールにいると1年も経てば街の景色が違う。
しかし、ここアメリカでは10年なんてチョー最近である、と思う。


10年前と変わらず同じビルの中に同じ会社やお店があり、そのお店の中では10年前と同じ店員さんが働いている。
吉牛に入っても、スタバに入っても当時と同じ店員さんが働いていた。


僕が住んでたところはOrange County。
リベラルな空気が溢れるカリフォルニアの中では珍しい共和党の支持基盤であり、保守派が多いエリア。
とはいえ、カリフォルニアはカリフォルニアである。
ここで10年が「昔」じゃないなんて、中部エリアなんて20年でも「最近」の類だと思う、マジで。


実際、ここの時間の流れはスロー♪
昔はそれが素敵だと思ってたけれど、物事に変化が少ないとビジネスチャンスも少ないんだろうな、と今は思う。
そうなると変化の少ない職、安定した職を選好するようになるんだろうな。
シンガポールのように変化の速い街にいると、何か物足りなく感じるのも事実。


ん、てか俺、変なAddictionにかかっちゃてる?



でも、どこに住むかによってライフスタイルて決定しちゃう。
てことは自分がどのようなライフスタイルを望むかを決定してから、それが実現できる都市に住む、てのもアリなんだろうね。


ん、世の中ってそんなバリアフリーだっけ?



でもクロスボーダーてのはもはや会社も人も不可避なのかもね、日本の場合。
今は震災で大変だけど、出て行くばかりじゃなく、入ってくる人にも対応できるクロスボーダー化をこれからの国策にして欲しい。


しかしカリフォルニア、休暇で来るには抜群によス♪




2011/4/16 Day 1,351



記事的にはちょっと遅くなったけど、シンガポール財務相は2月18日、4月から始まる新年度予算案と税制改正を国会に提出した。


経済の継続的な回復を背景に今年度の歳入増を見込んでおり、歳入額合計は前年比5.9%増の481億2,000万シンガポールドル(約3兆1,392億円)を予定している。


主な収入源としては、
法人所得税から 110億1,000万S$(約7,182億円)
個人所得税から 70億S$(約4,567億円)
消費税から 84億4,000万S$(約5,506億円)
の収入を見込む。


一方の歳出は、前年比1.5%増の471億S$(約3兆726億円)。
うち経常支出 359億S$(約2兆3,420億円)、
開発支出 112億S$(約7,306億円。


http://www.singaporebudget.gov.sg/budget_2011/revenue_expenditure/attachment/2%20Overview%20Budget%20For%20Financial%20Year%202011.pdf


見ての通り、「無借金経営」だ。




ついでに、憂鬱だが日本の歳出入予算案も見てみると、


歳入合計が92兆4,116億円。
租税及び印紙税 40兆9,270億円
その他 7兆1,866億円
公債金収入 44兆2,980億円。


一方の歳出合計は、92兆4,116億円。
基礎的財政収支対象経費 70兆8,625億円
国債費 21兆5,491億円。


http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/basic_data/201104/sy2304a.htm


と自慢じゃないが、歳入の約半分が借金である・・




それにしても、なんでだろうねこの差?
そもそも日本は歳出が多すぎるのかな?


単純に人口比(日本 vs シンガポール)でみると、
日本128,056千人(2010) vs シンガポール 5,076千人(2010) で「25:1」


歳出は、日本 92兆4,116億円 vs シンガポール 約3兆726億円で「30:1」だが、
国債の償還金、利払いである国債費を除くと、70兆8,625億円 vs 約3兆726億円で「23:1」


ということはシンガポールに比べて使い過ぎってことはないか。
円高も考慮すると、むしろ日本の方が人口比に対する歳出は結構少ない。



てことは圧倒的に歳入が少ないてことね・・


歳入は、日本 92兆4,116億円 vs シンガポール 約3兆1,392億円で「29:1」なんだが、
半分近い公債金収入があるので、これを引くと、48兆1,136億円 vs 約3兆726億円で「16:1」まで比率が下がる。



う~ん、それにしてもシンガポールは法人税率17%、かつ個人所得税の最高税率20%よ。
これから単純に導かれる結論は、日本の企業の方が収益出してなくて、かつ個人も所得が少ないてことか。
しかも日本の場合は、全世界所得課税なのに・・


もしくは、7%と日本より高い消費税と、
歳入全体の約7.5%も稼いでいる「assets tax」
車両関連の税金だけで全体の約3.5%の「Motor Vehicle Related Taxes」
同様に車保有税であろう全体約4%の「Vehicle Quota Premiums」
で法人・個人の軽減税率分を回収しているのか。



いずれにしろ、シンガポールでは家と車持つと税金が半端ないてことね。
シンガポールの不動産市場がこんだけ投機的で流動性が高く、値段の高騰が激しいのももしかしたら税収確保の政府の国策なのかね。。



低い法人・個人所得税率で誘惑して、hidden feesが沢山かかる、美人局みたいな国だね。
ええッ、僕もしっかりひっかかってますがw。




2011/3/31 Day 1,335



本日は3月31日、ということは日本では年度末。


日本ではいつもここで何かが終わり、そして明日から何かがスタートする。


新年度、新学期、ニューシーズン、、


3月31日と4月1日。

この1日の間には他国の文化にはない合理的で、くっきりと明確で、そして誰もが意識しうる明らかな境目がある。


きっと明日から始まる新年度は、過去にはない苦しいスタートになると思う。


でも、たぶん歴史に残るようなスタートになると思う。


復旧、復興、そして再生。
そんな力強い変化を期待して、新年度に望みたい。
被災地の人達だけじゃない、みんなで再生に向かって頑張る。
そんな明るい未来の一歩が明日から始まるように、自分のできることに力いっぱい頑張ろうっと。



みんなで頑張りましょう!



2011/2/23 Day 1,299



あ~、メッチャ悔しいッ!!!

なんかボロクソに言われて、久しぶりにめちゃくちゃ凹んでる~。


総合すると俺は、

自分が思ってるほど、優しくなく。

自分が思ってるほど、イケてなく。

自分で思ってるよりも、視野が狭く。

自分で思ってるほど、人の感情が読めず。

自分で思ってるよりも、むしろ人の話を聞いてなく。

自分で思ってるよりも、言葉がキツク、人を傷つけていて。

自分で思ってるよりも、全然器がちっちゃく。

そして自分で思ってるよりも、ダメな人間らしい。

ひどいなぁ(笑


自分が思ってる自分と他人から見た自分のギャップって、やっぱり自分では気づかん。
てゆうか、自分を勝手に美化しすぎ?


でも、ホンマ久しぶりに落ち込んでる。

そして改めて「悔しい」っていう思いが自分を一番成長させてくれる感情やろうな、てことに気づく。


そういや、最近久しく「悔しい」って思ったことなかったわ。

多分、そこそこなんでも順調に行ってて、適当になんでもやれてて、目の前のことだけ頑張って色々満足してたんやろうなぁ。


でも実は、逆境のほうが「悔しくて」「見返してやりたくて」「頑張って」、で「やってる感」あって充実してるよな(感情的には)



ここ最近いろいろ悔しいこと多いけど、これをチャンスに絶対もっと成長してやるっ!
(そして、中学生みたいな自分にまた気づく・・ )




2011/2/6 Day 1,282



そういえば、昨年末に新居に引っ越した。
新居には十分な大きさのキッチンが備え付けられており、おかげで自炊をする機会を得た。



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これまでシンガポールでほとんどを料理をすることがなかったので気にしなかったが、シンガポールの肉や野菜は新鮮ではない、そして食材はあまり安くない。よく考えたら、この国で畑や田んぼなんて見たことがないっ!こんな狭い国、もちろん家畜の放牧地なんかあるわけない。正直、自給自足率限りなくゼロに近いと思う。


つまり、食材はすべて輸入であり、輸送コストがかかっており、鮮度もあまりフレッシュでなく、日持ちしない。
ハワイみたいだな・・
ただ、同じ島でもすぐ隣に巨大供給基地マレーシアがあるので、まだマシか。


こうなると、シンガポールのマレーシアへの依存度はんパなく高いなぁ。
水、食糧という生活インフラの基盤が隣国頼みで、しかもあんまり仲良くないし。


それを苦慮した水ビジネスはいまシンガポールで盛んだ。


だが、そもそも土地がないこの国で食糧の自給は難しいはずだ、てことは自給自足は諦めてるのかな。


てことはジョホールバル当たりで大量に食材栽培して、シンガポールに売れば儲かるビジネスになるのか?


いや、自分で作らなくても、それを購入して、シンガポールで高値で小売をした方が儲かる?


いやいや、そんなことはとっくに誰かが先鞭をつけているはず、てことは野菜が高いのは小売業者にだいぶサヤ抜きされてるからなのか?


てことは、俺らは野菜にじゃなく、小売業者にシンガポールで食糧を得るための「コミッション」を支払っているのか?



あ~、なんか自炊する気なくなってきた(笑



しかし、街のホーカーなんかで食べると結構安いんだけど、彼らはどうやって仕入れてるんだろ。
大量購入してるからなのか?
しかし一店あたりの仕入れ量なんか知れてるし。。
もしかして、同業他社なんかと仕入れ共有して「グルーポン」的なことを既にやってたり。



何でもそうだが、購入という経済行為に関しては、スケールメリット(規模の経済)の影響が多大だ。
ディスカウントをもらえるメリットは大きい、でもそれ故、販売も必然的に大きくなる必要がある。
しかしこれが他社と共同購入となると、一店の売上それほど伸ばさなくても、購入のスケールメリットだけはもらえる。


なるほど、モノを買う商売なら有効なツールだ。


でもうちのような会計事務所やコンサル会社などのサービス提供会社は、コストが家賃と人件費くらいだから、直接関係ないな。そもそもモノを買う商売じゃないしね。
それよりも大事なことは、サービスの質をあげて売上を伸ばすこと。
プロフェッショナルの仕事としてこれ以上大切なことはない。



とりあえず、今日は知識を増やすためにもスタバ行って会社法の勉強してきます♪



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