ちょっと仕事がらみで戸籍抄本が必要になって取り寄せました。
本籍は地方都市にあるので郵送でね。
で、今日届きました。
今日初めて知りました。
・・・3年前に死んでいたことを。
・・・そっか。
・・・死んだのか。
・・・もうこの世にいなかったのか。
なぜだろう。この気持ち。
さっきまで、普通だったのに、こんな紙切れ一枚で・・・
きっついなぁ。
怖かった親父。
よく酒を飲んではぶん殴られたっけ。
俺が生まれてすぐ離婚して・・・
それでも俺を育ててくれた。
内装屋さんとして肉体労働に従事して大変な仕事だった。
本当にお酒が好きな人だった
よく八つ当たりもされた。
今思うと飲まなきゃやってられなかったんだろう。
きっとつらい人生だったんじゃないかと思う。
それでも、頑張って生きた。
・・・そして。
「老後は海外で過ごしたい」と言いインドネシアに渡った。
・・・それからのことは知らない。
・・・どういう生活をしていたのか。
結婚をしたと聞いて驚きはしたが。
一度、日本に帰ってきたときにもっと話をすればよかった。
せめて死に目には会いたかったよ。
親孝行しておけばよかった。
俺はたぶんあなたの事が嫌いだったんだと思います。
よく殴られたし、叩かれたし、訳わからないし。
でも、好きだったのかもしれない。
オレ親父ってあんまり呼ばなかったな。
なんか恥ずかしくて呼べなかったんだよ。
ごめんな。
一緒に酒も呑みたかったと思うけど
オレが弱かったからあんまり呑まなかったな。
ごめんな。
こういうことか。
・・・ショックだよ。
おれ、独りぼっちじゃん。
さみしいよ。
うん。
さみしい。