16人中、7人!! | 元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」

16人中、7人!!


 久々、ホンジュラス情報です!!

 今日から4日間、首都テグシガルパで行われる合宿に参加する、ホンジュラス代表
メンバー16人が昨日、発表されました!!

 初選出4人を含む新鮮な顔ぶれとなりましたが、自分に馴染みのある「Marathon
(マラトン)」から選ばれた選手は何と7人!!もちろん、今回のチームでは最多の選出数。「16人中7人」とは…いや~凄い!!

 その「7人」の中には、以前の記事で紹介した、かつて共に汗を流したアミーゴ…マリアノ・アセべドや、マウリシオ・サビオンの名前も!!→ <「勇気」「パワー」「希望」の源

※2005年・ホンジュラス。マラトンのクラブハウスにて、マリアノ・アセべドと!!

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→?」 -2005年。ホンジュラス代表マリアノ。


※2005年・ホンジュラス。運転中のマウリシオ・サビオン。(その後、この車は盗まれる)

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→?」 -2005年。マラトン。ホンジュラス代表サビオン。


 マラトンは元々、ホンジュラス国内では1、2を争う強豪ですが、近年の強さは特に際立っています。

 今期は惜しくも優勝を逃してしまいましたが、昨年は優勝、その前も優勝…。1年に2度、行われる国内リーグで、毎年、必ず1度は優勝を果たしています。


<動画>2008年。マラトン、ホンジュラス・ナショナルリーグ優勝!!!!!




※上の動画で決勝ゴールをFKで決めた、マリオ・ベリオスと。(2006年・ホンジュラス)
その後、この車も盗まれる…。ホンジュラス、どんだけ!?

「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→?」 -2006年。Mario Berriosと!


 僕を最も驚かせたのは、昨年、行われた北中米カリブ海地区のクラブ王者を決める大会「CONCACAFチャンピオンズリーグ」でのマラトンの快進撃…。


 「Cruz Azul(クルス・アスル)」※メキシコ

 「Saprissa(サプリサ)」※コスタリカ

 「DC.United(DCユナイテッド)※アメリカ


 …強豪チームがひしめく最強難易度の「死の組ドクロに組み込まれながら(ホンジュラスはクジ運がとことん悪い)、その全てをバッタバッタと打ち破り、最終節を待たずして単独首位でグループリーグを突破!!


<動画><2008年 CONCACAFチャンピオンズリーグ 「マラトンVSクルス・アスル」>





<動画><2008年 CONCACAFチャンピオンズリーグ 「DCユナイテッドVSマラトン」>

※この試合のマラトンの「2点目」を決めたのも、マリオ・ベリオス!!凄い左足です!!





<動画><2008年 CONCACAFチャンピオンズリーグ 「マラトンVSDCユナイテッド」>





<動画><2008年 CONCACAFチャンピオンズリーグ 「マラトンVSサプリサ」>





 その後、残念ながら決勝トーナメントで敗れて優勝はなりませんでしたが(せっかくこれまで強豪に勝ってきたのに、今度は逆に格下に負けた)、「ホンジュラスサッカー」の強さと魅力をまざまざと見せつけてくれました。(結局、クルス・アスルは決勝まで進出…)

 昨年の北京五輪にマラトンの会長も来ていたので、久々に再会して話をしましたが、彼は本気で「クラブW杯出場」を狙っています。残念ながらクラブW杯は今年、来年と日本で行われませんが、近い将来、マラトンが「北中米カリブ海地区王者」として来日してくれると、僕は信じて止みません!!

 これからは、ホンジュラスの時代です(多分)!!!!!


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→?」 -Honduras国旗!