思えば小さい頃から股関節の違和感はありました。ただ、子供の頃は身体が原因だと思わず深刻には考えてませんでした。
運動は得意な方でした。身体を動かすのが好きな元気いっぱいの子供でした小学生になり体育の授業で両足を揃えて膝を抱えて座るというものが出来ずお尻を浮かす事が出来ず尻もちをついてしまいました。
運動で出来ない事がなかったのですごくショックでした出来ないと言いたくないので思いっきり重心を前にしてなんとかバランスを保ち合格をもらった気がします
あぐらも苦手で、柔軟も苦手でした。
努力はしてみましたが、普通レベルだったと思います。ただ、普通レベルなのでこの頃は股関節がどうなという話にすらなりませんでした。分からなかったですね
いつから自覚が出たのかというと、大人になりヒールを履き始めた頃でした。
出掛けるとふくらはぎがパンパンになり疲れましたでもヒールを履くと友達も疲れたーと言っていたので皆んなそうなのかぁとあまり気にせずそんなもんだと思っていました。
社員旅行で長時間歩いた時、同僚に足のマッサージ行かない?と誘われ初めてマッサージを体験します
ふくらはぎをマッサージしてもらうと、気持ちいいなんてものではなく悶絶それでも皆そうなんだ!と思い施術を受けていたら『我慢強いですねー」と言われあっ!やっぱりこれ痛いでいいんだよね?と初めて実感しました
ただ施術後は楽になり頑張れましたが、こんなに痛いものなのか…オシャレは我慢ってこんなに我慢してるの?とお気に入りのサンダルと足の痛みと秤にかけておりました。
そして数年経過した所で、やっぱり私だけ痛みが違うかも…と感じるようになり22歳の頃軽い気持ちで病院に行きました。
そこでレントゲンを取り診察に呼ばれたら先生に股関節形成不全です。と診断されます。
なんの事かさっぱり分からない私に先生は
生まれた時から股関節が両方とも浅くいずれ手術が必要になります。ただこの手術は生涯で一度しか出来ない手術なので60から70歳位にする方が多いです。
えっ?じゃあそれまではどうしたらいいのですか?と聞くと
まず、ヒールはやめる。スニーカーにしてください。
あとは筋肉をつけて負担がかからないようにする。歩いたり運動していて痛みがでたらすぐに休憩する。
と言われました。
ショックでした。20代でオシャレをしたいのにスニーカー…。でも、やっぱり痛みは言ってもいい位の痛みがあったんだ!と分かり安心もしました。
ただ、その後はスニーカーに変えると痛みも軽減されました。ただ出掛けて足が痛いから休ませてとはなかなか言いにくく我慢する生活でした。
どうしても我慢出来ない時はちょっとお茶しない?とか痛いからと言えず誤魔化していました。
それでも、20代は夏は海にプールに、冬はスノーボードにと楽しく過ごせていました