ずっと追いかけてる旅人がいる


その方が旅の準備を書いたブログを
その方が出発する半年前くらいに見つけて
日本を飛び出して
1年半で戻る予定の旅が
既に5年目を迎えている


そんな旅人を今も追いかけてる




昨日、スナフキンみたいになりたいって書いたから

ふと思い出してその旅の準備ブログを最初っから読み返した




わたしは今も
世界一周したいなんて思えない



その旅人を追いかけて見てても
わたしなら乗り越えられないよと思うハプニングだらけで


世界中の美しい夕陽が見れても
世界中の美しい青い海が見れても
世界中の美しい高い空が見れても
世界中の美しい澄んだ風に会えても


割に合わない


そう思ってしまうような
旅をされてる




それでもわたしは昔から
旅人に憧れてるんだろう




旅人はいつも訪問者で客観的


その訪れた場所にあるもの
流れる空気や匂い
根付く風習や文化
そこに生きて当たり前のように道を行き交う二度と会わない人々


それらをただあるがまま見つめるだけ


ただそこで出逢ったすべてを
心のアルバムにそっとしまうだけ


そこには良いも悪いも
正しいも間違いもない


そこにうるさい自我はない




わたしもそんな
旅人のような人でありたい




心静かに穏やかに自我を捨て
ただあるがままを受け入れられる人




物を増やすことは簡単なのに
手放すことは苦痛が伴う

執着することはいとも簡単なのに
手放すことはとてつもなく苦しい




それこそがわたしを苦しめている
そのものなのに





すでにあなたはこういう人と一方的に決めつけられたわたしの世界は窮屈で

それに応える義務は無いけど



わたしはわたしだから



常に訪問者で客観的で
誰でもなく誰にでもなれる

ただ風のように通り過ぎるだけ
なんの執着も残さずに



そんな旅人に
憧れているのかもしれない



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