あまりにも辛すぎるので
ここに書かせてね
SHINee ジョンヒョン
大好きだったなぁ
日本デビュー前とくに好きで
代々木体育館でやった
1stコンサートに行けたのも
今となってはまるで幻のよう
2010年12月26日
あれからもう7年も経ったのね
最初にニュースを見たときは
信じられなくて
何度も何度も読み返すうちに
これが事実なのかと浸透していった
なんでそんなことしちゃったのって
正直最初は思ったけど
遺書を読んだら
これは辛かったろうなぁと思ってしまった
だからってその選択を
仕方ないねとは言えないんだけど
でも、よく頑張ったね
辛かったね
なんでよりによって
ジョンヒョンなんだろうか
何度もそう思った
他の人ならいいってわけじゃない
これまでにも他の方のニュースを見て
あまりにも悲しい
そう思ってきた
でも、ずっと見ていたあなたが
まさか、そんなはず、ないと言って
わたしが初めてあなたを知ったのは
あなたがまだ20歳のころで
今もなお、
幼い弟のように感じていたら
もう27歳だったんだね
いつまでも幼いように見えたよ
それはあなたがいつも怯えていたからかもしれないね
わたしのなかのK-popブームは
SHINeeとf(x)あたりが最高潮で
もうずっと前に終わった
でもSHINeeはみんな好きだったから
度々ニュースを見て
その活躍をうれしく思っていた
それでも事あるごとに
ジョンヒョンだけは気になってた
正直ずっと見ていたとは言い難い
CDも買わないし
コンサートも行ってないし
ファンとは言わない
初めてあなたを知ったあの頃
当時あどけない20歳前後の彼らのなかで
ダントツに泣き虫で優しくて繊細で感受性が高くて
ステージの上では自信満々で最高に格好よくて素敵な声なのに
どことなく不安定で寂しがりやで儚くて危なっかしいあなたが気がかりだった
折に触れあなたの活躍を遠くから見て
わたしがあなたをたまに見つけて
その遠慮がちな笑顔を見ては
安堵していたのは
やはりあなたに
儚さや危うさを感じていたから
初めて見たあの頃からすでに
あなたは儚さと危うさを抱えていた
あの悲痛な遺書を読んで
あなたに伝えたかったことがたくさんあるの
あなたがどれだけ優しくて暖かくて
どれだけ才能に溢れてて
どれだけ素晴らしく魅力的で
どれだけ愛されていたか
でも、そのどの言葉も態度も、愛も
あなたに届けることはできなかった
あの病気の怖いところのひとつに
「閉ざされてしまうこと」
があると思っていて
ご家族や友人がどんなに愛を伝えても
閉ざされたあなたには届かなくなってしまう
「内側から壊れた」
よくあの状態で気付けていたなと思う
青白い肌にこけた頬
くぼんだ眼
IGで見るあなたは
いつも真っ暗な部屋にいて
夜の長いインスタLIVE
増えていくタトゥー
あなたが眠れていないこと
苦しんでいることは明白だったね
わたしみたいな1ファンには何もしてあげられなかった
眠れないなら電話してきてくれればいいのに、話を聴くよ
なんて思ったこともあった
あなたが泣きそうな声で
「ヌナ、眠れないんだ…」って
電話してきてくれたら
何時間でも話を聴きたいと思ってた
閉ざされたあなたの中で
静かにしかし猛烈に膨らみ続け
あなたを蝕んでいった闇
計り知れないほど
苦しかったでしょうね
でもね、
それでも生きていてほしかった
あなたがどんなに暗く怖い闇の中にいて
どれだけ傷つき悲しみ苦しんでいたか分かりもしないわたしが言うのは失礼なんだろうけど
生きていてほしかった
それは、もしかしたらあなたにとってはもっと苦しめと言われているのと同じだったのかもしれない
それでも
生きていてほしかった
あなただってそれができたらそうしたかったよね
生きるために闘ってくれてたんでしょう
闘って闘って闘って
ボロボロになって
あなたはどれだけ泣いただろうか
その上での選択だったから
「責めないで」って遺したんだよね
責めないよ
でも
それでも
生きていてほしかった
これは責めているんじゃなくて
ただのわたしの願いだった
優しいあなたに
この世がどれだけ光に満ちているか
知ってもらいたかった
あなたが優しかったのは
誰よりも傷ついたから
そのあなたの優しさに
わたしはどれだけ救われたか
でもわたしには
あなたを救うことはできなかった
それがあなたとわたしの距離
ねぇ ジョンヒョン
あなたはわたしを知らない
わたしがあなたの人生の登場人物ではないと分かった上でも
あなたを見てきた7年間という歳月は
あなたに情を抱くには十分すぎる時間で
だからこう思うことを許してほしい
抱きしめてあげたかった
あなたをぎゅっと
抱きしめてあげたかった
ずっとひとりで闘っていたあなたを
抱きしめてあげたかった
ジョンヒョン、ありがとう
ジョンヒョン、だいすきだよ
ジョンヒョン、お疲れさま
本当にお疲れさま