次の言葉を待っているのだけれど、
なかなか出てきません
心配になって、
「どうしたの?何かあったの?」と声を
かけると、誠実君が顔を上げてわたしの方を
見ました。
「実は、、、ごにょごにょ、、ごにょ、、」
声が小さくて良く聞こえません
最後に、「もしよかったらぼ、僕と
付き合ってもらえませんか?」と言うでは
ありませんか
誠実君は、続けて言いました。
「返事はよく考えてからでいいから、
よかったらゴールデンウィーク中にでも
もらえたら」(ゴールデンウィーク初日でした)
誠実君もわたしもこの2〜3年の間に
お互いのことを知り尽くしていました。
わたしが、次に進もうとしているけれど
まだ心のどこかで元カレを引きずっている
ことも、わたしの理想のタイプのことも。
「うん。きちんと考えてから返事するね。」
と言いました。
わたしの理想のタイプは、
爽やか、ジャニー◯系、身長が高い、優しい、
人懐っこい、O型、年齢は同級〜2歳上
誠実君は、
顔は当時、陣内智則さんに似ていると言われ
ていました。(誠実君の方が目が大きいです)
陣内さん似、お笑い系?、身長168㌢、優しい、
真面目、A型、年齢は6歳上
わたしの理想のタイプの中の優しいだけが
一致していました。
わたしは、家に帰ってからどうしようか
考えます。
4〜5日で答えをだすのですが、
ここへきて、元カレと付き合ってたか否かで
答えが違っていたのではないかと
今になって思います。
わたしは、自分の理想通りの人と3年半と
いう期間を過ごしていたからこそ、
そして、別れてしまっていたからこそ、
誠実君もまた、わたしと同じ辛い経験を
している人です。同士なのです。
だから、わたしは、真剣に今後のことに
ついて考えました。
そして、返事をするために誠実君に連絡して
会うことになりました。