今日も朝から良い天気
9月もおしまいだね
明日から10月
今年もあと3ヶ月
2020年が明けて
オリンピックイヤーのはずだったのに
誰がこんな2020年になるって
予想しただろうね
コロナ慣れもしてきて
マスクしてない人たちも
結構見かけるようになってきたなぁ
まだまだなのに
それに、インフルの季節になってきたし
マスク必須よね
さてさて、本の話です
吉田修一著「横道世之介」と「続横道世之介」
80年代後半、大学生になった横道世之介
大学生活をスタートさせるべく
長崎の港町から上京してきた主人公
新宿駅東口の駅前広場の雑踏から
物語が始まるの
辺りの高層ビルをあちこち眺めたり
特設舞台のアイドルのステージを眺めたり
たった今、東京に出てきたばかりの18歳
西武新宿駅から電車に乗って
花小金井の契約したワンルームマンションへ
時代はバブル絶頂期
横道世之介
どこにでもいそうな普通の青年
のんびり屋で、ちょっといい加減で
押しに弱く、イヤと言えない性格
まぁ世に言う、お人好し
でも芯は、懐も深く真っ直ぐな性格
色々な人たちと知り合い
色々な展開で物語が進む
上京してきた4月から
次の年の3月まで12話
その合間合間に
登場してきた友人たちの
10数年後の物語が挟み込まれるの
そして彼らは思い出すの
そういえば
昔、横道世之介っていたなぁ
どうしてるかなぁ、懐かしいなぁ
登場してくる人たち
どこにでもいそうな
それでいて個性的な人たち
読んでいるこっちも
あぁ、昔こんなようなことがあったなぁとか
こんな友だちいたなぁとか
誰にでも若かった時代あったよね
楽しかったなぁという喜びも
思い出したくないような恥も
思い出したらギャーって叫びたいような
そんなこと無い?
私はあるよ、いっぱね笑
家出したこともあるしね あはは
今、その頃のこと思い出したけど
大学が山の上だったので
山の上といっても開発された住宅地
周辺には学生用のアパートがいっぱい
その中の一つに転がり込んで
真夜中に山の中を男友達2人と
3人で散歩していたら職質された笑
ず~っと忘れてたけど
アレは状況的には職質されて当然だね
ギャーと叫びたいのは別のことだけど
これはナイショだな
とっても書けない あはは
何もかもあったよね、若かった時代て
だから、この本を読んでいて
場面場面が容易に思い浮かぶのよね
そうそう
私は知らなかったけれど
「横道世之介」映画化もされてるのね
続編の「続横道世之介」
これは、就職試験に落ちまくり
大学卒業してもパチンコとバイト生活の主人公
前編に出てきたお馴染みの人たちは
一人も出てこないの
でも新しく出てきた人たちも
生き生きと描かれていてね
これも良い本だった