好きな作家の1人
あさのあつこ著「雲の果」



毎回

次が出るのを楽しみにしている

「弥勒」シリーズの第8弾

切れ者だけれども虚無的な
同心小暮信次郎

暗殺者だった過去を捨て
商人になった遠野屋清之介

その2人を見守る岡っ引きの伊佐治
 

三者三様、魅力的だけれども

絡み合っての展開、深すぎる心の闇

 

例えば

遠野屋清之介が主人公で

商人としての成功譚の小説なら?

 

実際に清之介は新しい着眼点で

新しい商売のやり方で成功していくわけで

サクセスストーリーとして

それはそれで面白い小説になるだろうけど

 

「あぁ面白かった」

ただそれだけで終わるのだろうなと思う

 

この弥勒シリーズ

好きか嫌いか

好みが分かれるところだろうな