本屋大賞の上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」
今の私の毎日のお楽しみです♪
そんな楽しいファンタジーとはまるっきり別な
こんな世界もあったんだなぁと考えさせられる本
図書館にリクエストしていた本が
ようやく順番が来て手元にきました
ハリエット・アン・ジェイコブズ著
「ある奴隷少女に起こった出来事」
自伝的なノンフィクションです
奴隷だったハリエットが書いたこの本が
出版から100年以上も
白人が書いたただのフィクション
小説だとみなされていたそうです
現在ではすべてが検証され関係人物も特定され
事実に相違ないと証明されています
小さい頃に読んだ「アンクルトムの小屋」や
アレックス・ヘイリーのベストセラー「ルーツ」
まだこれらの小説は甘かった
現実はそんなものではなかった
壮絶な人生、まさにこれが現実
奴隷の黒人を助ける白人
同じ奴隷でありながら仲間を売る黒人
何時の時代でもある現実
こういうと語弊があるかもしれないけど
ユダヤ人を助けるドイツ人
反対に同胞をナチスに売るユダヤ人
本のタイトルは忘れたけど
昔そんな本を読んだことを思い出しました
今のアメリカ・・・
未だに白人警官による黒人青年の射殺だとか
まだまだ意識の奥底では闇なんだね
根が深いなどどいう簡単な言葉では片づけられない
本当の意味で理解するのは
私たち日本人では難しいのかもしれないね
