うどん、蕎麦屋での宴会を終えたオッサン3匹は、気持ちよく連れ立ってすぐ裏のビジネスホテルへと帰ったのでした。
途中、コンビにに寄って、宿で飲み直すために、酒やらツマミやらを仕入れた。
宿に着き、酔ったあとの風呂はアカンと言うが、せっかくの温泉、入らずして寝れるか、ちゅうワケで温泉へ。
久しぶりの温泉。
気持ち良すぎ。
身体の芯から温まり、部屋に戻った後、オレの部屋で改めての酒盛り。
コンビニで買った酒やツマミで、現在、過去へと行ったり来たり。
楽しいひと時だった。
ぐっすりと寝たのであった。
9時過ぎに出て、ファミレスで朝食である。
オレはいつもの焼き魚定食。
朝酒はやらない…。
旅館の朝食では無いが、定番のメニューである。
昨夜、しこたま飲んだ割には、二日酔いにはならず、メシが美味い!
ツレの1人は、頭が痛いなどと、ボヤいていたが、朝食を取ると、ケロっとしていた。
朝食を終え、錦江湾に聳える雄大な桜島山を望む。
さて、鹿児島のツレが運転する車は指宿へと向かう。
これまた、名物の砂風呂に入るためだ。
温泉地鹿児島ならではの、名物、砂風呂。
海も地表も煙っている。
浴衣に着替え、生き埋めになりに行く。(爆)
前を歩いている御婦人を眺めながら、この御婦人らも、ノーパンなんやろか…。
ツレに囁く。
オレを蔑視するツレ…。
蔑視され、俯き、◯ッキしつつあるコカンを気にする
オレ…。
生き埋めの目安は10分間らしい。
砂をかけられる。
砂の重みと地熱によって身体が蒸される。
これまた、気持ち良い。
10分が経ち、快晴の浜辺を温泉へと向かう。
温泉三昧。
疲れも吹っ飛んだようだ。
着替えてから、次の地へと。
海岸沿いをひた走る。
途中の景色にうっとり。
開聞岳。
イッシーで有名な池田湖。
イッシーより、鰻をイメージする鰻大好き男のオレ。
鰻を食べさせる店もあったが、本日は鹿児島のツレの家で晩ご飯をご馳走になるのだ。
晩ご飯もだが、奥様と娘さんに初めて会うのが、嬉しすぎて、鰻はブッチ。
その代わりに、昼は、鹿児島のソウルフードである名物パンを頂こうではないか。
ご当地パン。
ツレと半分こする。
思ったより、あっさりしている、美味い!
このパンは鹿児島人が愛してやまない、小さい頃から慣れ親しんでいる、ソウルフードである。
これも、旅の醍醐味。
かなりの距離をひた走ったツレには、感謝のみである。
途中でオレの行きたかった或る場所へは次の回で紹介するとしよう。
(まだ、あんの?苦笑)
さてさて、時間は過ぎ去り、太陽も海の彼方へ隠れようとする頃、鹿児島のツレ宅に到着。
ツレに勧められ、家の中へと。
客間に通されたのだが、実に歴史ある屋敷である。
磨き上げられ、掃除の行き届いた客間といい、太い柱といい、見事な欄間といい…。
正に、昔のお屋敷。
聞けば、築100数年とのこと。
ひえ~っ!
鹿児島のツレは、大事な一人娘と結婚したので、養子に入ったのだ。
奥様と娘にご対面。
奥様は、実に品のある躾けられたお嬢様のようなオーラに満ち溢れている。
娘さんも、ものすごく可愛らしい娘さんであった。
この二人にお会いして、鹿児島のツレは実に良い家庭を築いているのだな、と実感し、ただただ、嬉しくなった。
さて、宴の始まりだ。
薩摩おごじょ2名は、料理をだしながら、気遣いの言葉をかけてくれる。
薩摩おごじょ2名は、気を利かせ、客間の隣の部屋へ。
さてさて、宴の始まりだ。
最高に美味し!トロントロンに煮込まれた黒豚に、あっさりとした出汁の効いたお汁のしみた煮物は、最高である。
薩摩地鶏の刺身も最高。
新鮮、えぐみも臭みも全くなく、地鶏本来の滋味溢れた旨味が、噛むほどに、染み出してくる。
酒が進むではないか!
もう最高のおもてなしを受け、品のある人妻と愛くるしい娘さんの見送りを受け、ツレの運転で宿まで送ってもらって2日目を終えたのであった。










