7月になって、ちゃまは、自宅近辺の神社めぐりを始めました。
家から東西南北、ぐるっと4キロ圏内にある神社を、片っ端からめぐる計画?で、雨が多くて、遠くにいけないこの時期でも、空模様を見て、さっとお出かけ出来るのがいいところ。
実際に巡ってみると、思いもかけないところに、思いもかけないすてきな神様がいらっしゃたり、その数コンビニ以上という神社の多さを体感できたり、自分の知らないところで、いろんな神様が守って下さっているんだなあと、ありがとうの思いを新たにするこの頃です
でも、これを始めて、いちばんよかったのは、氏神さまとの距離が近くなったこと。
実は、ちゃまは、これまであんまり氏神さまにお参りしませんでした。
氏神さまの神社のそばに、ちゃまの苦手なオバサンが住んでいて、お参りしようとすると、どうしても、そのオバサンにまつわる恐怖の記憶が自動再生し、足がすくんでしまうのです
そんなわけで、ちゃまは、ごめんなさいと思いつつ、いつも、別の神社にお参りしていました。
だけど、今回、これではいけないと、なぜか強く思いました。4キロ圏内すべての神社を、しらみつぶしに探し巡りながら、自分の足元だけは空白、というのは、ふつうに、おかしい。
ちゃまは、勇気を出し、何年かぶりに、氏神さまの鳥居をくぐりました。そして、今まで来れなかった、洗いざらいの事情と、巡拝のお話をしたのです。
氏神さまからの反応は、何もありませんでした。
でもまあ、そんなこんなで、巡拝は始まり…ちゃまは、梅雨の晴れ間を見つけては、スマホ片手に、自転車であっちへこっちへ走り回り、オバサンに遭遇する危険に恐々としつつも、時々、氏神さまに、その日行った神社の報告などもするようになったのでした。(←まだ10日だけどな
ある朝のこと。
お出かけしようと通りに出ると、ふと、氏神さまのことが気になりました。その日氏神さまに行く予定はなかったのですが、なんとなく、きびすを返して、神社に向かいました。
すると、まだ人もいない境内に、ひっそりと、お神輿が置かれていたのです!
その日は氏神さまのお祭りでした。(はい、知りませんでしたけどね)
お祭りの日に、朝一番で、お神輿を見せて下さるなんて!
ちゃまは、とっても嬉しくなりました。
狭い境内で、たったひとり、お神輿を眺めながら、ちゃまは、この、なんでもない成り行きに、氏神さまからの愛情を感じていました。
そして、7月からのやり取りを思い返して、それまで一方的だったアプローチが、ゆっくりと、交流に変わり始めたことを、喜んだのです。
おしまい