ぷちぷれっぱーアラフィフ防災士のるみ子です。
今回は防災関連のお話ではなく……
大・大・大好き♪♪♪なお芝居!
過日……と言っても1ヶ月以上経ってしまってますが(笑)
彩の国さいたま芸術劇場へ
【彩の国シェイクスピア・シリーズ『終わりよければすべてよし』】
の観劇に行って参りました!
とてもとても残念なことに今回、一回しか観に行けなかったです。

最後にさい芸に行ったのは、同じシリーズの『ヘンリー八世』
実に1年と3ヶ月ぶり。懐かしい♪
観劇前にパンフレットを含むグッズの購入(屋外で人も疎らだった)や
1階ガレリアで開催されてた企画展
『安野光雅の表紙絵で巡る 松岡和子訳シェイクスピア全集展』
を見学。
松岡和子氏は『ハムレット』を故蜷川幸雄氏に依頼され翻訳。
その後、彩の国シェイクスピアシリーズの上演に合わせ翻し、
今回の『終わりよければすべてよし』で全37作品を全訳達成され、
筑摩書房より全集が発売された記念の展示。
全集の表紙絵と共にさい芸シェイクスピアシリーズのチラシや
舞台写真も展示されていて、シリーズ全部を観てきた訳ではないが、
それでも観た舞台の写真には「お~!懐かしいなぁ」などと思ったり、
これから観る『終わりよければ~』への期待で胸が高鳴る。

さてさて。いよいよ幕が上がる。
舞台上には一面の赤い花……彼岸花。
故蜷川幸雄氏の命日に初日が開いたこの舞台。
彩の国シェイクスピア・シリーズは蜷川さんが始めたシリーズ。
シリーズ最後の舞台は蜷川さんへの手向けの花として、
季節は異なれど舞台一杯に彼岸花を敷き詰めたのでしょう。
彼岸花は曼珠沙華(マンジュシャゲ/マンジュシャカ)の別名もあるが、
死人花(しびとばな)とも言う。
何故か、私はこの【死人花】と言う呼び方が好きだ。
不吉な呼び名だとは思わない。
❮桜の樹の下❯と似た感じ。若しくは、故人の幻を見る感覚。
閑話休題。
この作品はシェイクスピア喜劇とも問題劇の一つとも言われてる。
伯爵に身分違いの想いを寄せ、成就させよう!とする娘と
なんとか避けようとする若き伯爵のドタバタは一見、喜劇。
が、と同時に様々な問題をも含んでいる。
まず、バートラムはクズ男だし、他の男たちも狡猾で滑稽。
道化も人を楽しませるでもなく、哀愁を背負ってもない。
人を小馬鹿にしてる様な感じ。
そして、ヘレン……その “ やり方 ” ってど~よ?良いのか?
と度々思ってしまう。
何よりも!最後!!ラストシーン。
「え?それで本当に『終わりよければ~』なの?え?え?」
と、ちょっとどこではないモヤモヤが残る。
不完全燃焼と言う感じではないが……本当、モヤモヤ。
この戯曲の演出は吉田鋼太郎さんなのだけど、
鋼太郎さん主宰【劇団AUN】でも過去に上演されたそう。
その時は、やはりラストにモヤモヤがあったそうだ。
が、今回は「絶対、ハッピーエンド」だと。
繰り返し観て、ちゃんと自分の中に落とし込まなきゃ、
楽しめない戯曲なのか?
まぁ、シェイクスピアの問題劇は大体そんな感じだもんな。私。
後、時代背景ももう一度、調べなきゃ……だわ。
そうそう!久し振りに見たよペストマスクw
ペストマスクが何かって知らなきゃ、
「あの鳥の仮面を被っているのはどういう演出?」となる。
知っていれば、当然の事として受け入れられる。
なんの説明がなくともどういった立場の人なのかも解る。
知らなくとも楽しめるが、知っていればなおのこと。
ただ、これは現代に置き換えても充分にあり得る問題。
過去の身分制度はもうないが、現実に潜む“立場の違い”
ってのは明確に存在する。
彼是、思い出しつつ考えるのも楽しいのは、
シェイクスピア演劇の楽しさの一つなんだろうな。
例え、落とし込めてなくとも。モヤモヤが残ってたとしても。
さて、出演は……
若き伯爵バートラムを藤原竜也さん。今回もクズ役w
(まぁ。この芝居、基本クズしか居ない気もするがw)
バートラムに想いを寄せる孤児ヘレンに石原さとみさん。
フランス王を演出も兼ねる吉田鋼太郎さん。
ラフューに正名僕蔵さん。
パローレスを横田栄司さん。
バートラムの母・ルシヨン伯爵夫人に宮本裕子さん。
私個人的に笑ってしまったが……
デュメイン兄弟に溝端淳平さんと河内大和さん。
淳平くんと河内さんが兄弟って((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
ちょっと笑ってしまったが、何故だかほっこりした。
そうそうたるメンバー。ざ・蜷川組!!と言った感じ。
(石原さとみさんは今回が初参加で違うけどね。)
この戯曲自体にはモヤモヤが残ってはいるが、
役者さんたちの演技は当然、良かった。
蜷川組でそれぞれ共演もした事もあるから
【劇団】ではないけど、それに近い感じはあるだろう。
ただ、今回は客席通路を使っての演出はなかったのが、
残念というか、寂しかった。
この御時世、仕方ないっちゃ~仕方ない事。
……なんだが、寂しいなぁ。
(ファンサという意味ではなく、劇場全てを使っての演出。
今までなら、ここは客席通路を使って登場だろーな。
ここは客席まで降りてきて暴れて退場……と言った感じ。)
この劇で一番驚いたのが、石原さとみさん。
初めて彼女の舞台を観たのだけど、
ん~。彼女、映像より舞台向きかもしれないなぁ。
それは、それとして。
蜷川組ではない彼女だからこその異質感。
役柄的にもこの異質感が上手く生かされていた様にも思えた。
そうそう!今回の出演者で❮ハムレット❯が3人いたw
・吉田鋼太郎さん
・藤原竜也さん
・河内大和さん
なんか、なぜかワカランが、凄いなwと感じて笑った。
この中で蜷川シェイクスピアのハムレットは竜也さんだけ。
ただ、鋼太郎さんも大和さんもシェイクスピア演劇がライフワーク。
鋼太郎さんに至ってはシェイクスピア演劇 “のみ” を20年程、
やってきた筈。(私記憶が正しければ)
ハムレット役はやってないが、横田栄司さんもシェイクスピア演劇を
数多出演なさってる。シェイクスピア俳優と言っても過言ではない。
この3人と比べると、藤原竜也さんも溝端淳平さんも
幾つかシェイクスピア演劇をやってはいるが、
比べものにならない( ̄▽ ̄;)
さて。
昨年、コロナ禍での自粛要請に伴い結局、幕は上がらなかった
『ジョン王』
稽古は進んでいて、公演ギリギリで中止決定となった作。
演出の鋼太郎さんは「必ず上演する」「いつか絶対やろう」
「❮番外編❯とか❮特別公演❯とか銘打って」と明言されいる。
そして、「発表された同じキャストでやれたらいいな」とも。
そうなると……主演が小栗旬さん。
彼は大河が控えてるから、その後になるんだろうなぁ。
何しろ、小栗旬さん自身がやる気満々らしいから(笑)
気長に待つとしよう。
『終わりよければすべてよし』でキーでもあるベッドと指輪。
❮指輪のサブレとベッドに見立てたショートケーキの盛り合わせ❯
さい芸に隣接されたレストラン『ペペロネ』の終わよし限定メニュー
【シェイクスピアコース】の一品。

美味しゅうございました♪
ご馳走さま☆